結局…。昨年、韓国の国内自動車生産台数が10年ぶりに400万台を割った。年間400万台の生産は韓国自動車産業の生態系を維持するためのマジノ線だ。業界では一部の部品会社が倒産するなど産業生態系が崩壊するおそれがあるという懸念が出ている。
◆金融危機以来の最悪の業績
業界によると、韓国自動車産業協会は昨年の国内自動車生産台数を395万台水準と推算したという。昨年1-11月の生産台数は361万3077台で、前年同期(367万1773台)に比べ1.6%減少した。先月の生産も例年に比べて少なかったと推定される。
一部の自動車企業は年末を迎えて工場の稼働を数日間中断し、起亜自動車とルノーサムスン自動車はストライキのためにラインを随時停止した。国内の自動車生産台数が400万台を割ったのはグローバル金融危機直後の2009年(351万台)以来。
韓国GM、ルノーサムスン、双龍自動車の中堅3社は販売が振るわず、生き残りをかけて構造調整に入った。国内自動車産業の慢性的な高コスト低効率構造も生産が減少した原因の一つだった。
国内自動車会社の販売も振るわなかった。昨年の自動車5社の販売台数は2018年に比べて減少した。ルノーサムスンの販売台数(国内販売・輸出の合計)は前年比22.0%減の17万7450台だった。韓国GMは9.9%減、双龍車は6.5%減となった。業界関係者は「韓国GMなど中堅3社は2018年を『最悪の年』と判断したが、昨年の販売台数はさらに減少した」とし「深刻な危機状況」と診断した。
善戦したという現代・起亜自動車も状況は良くない。昨年の現代車の国内外販売台数は442万2644台と、前年比3.6%減少した。国内では前年比2.9%増加したが、輸出は4.8%減少した。起亜車の販売台数は2018年に比べ1.5%減の227万693台だった。現代・起亜車の年間販売台数(719万3337台)が720万台を下回ったのは2012年以来。
今年も厳しい状況が予想される。自動車の個別消費税引き下げ措置(5.0%→3.5%)が1日に終わり、国内市場が冷え込む可能性が高い。米国、中国、欧州など世界の主要自動車市場もしばらく低迷するという見方が多い。
◆新車・エコカーで巻き返し狙う
国内自動車企業は攻撃的に新車を出すほか、エコカーのラインナップを強化し、再飛躍のきっかけを作ると明らかにした。現代・起亜車は今年の販売目標を753万6000台に設定した。これは昨年の販売台数の4.8%増。現代車は国内市場で73万2000台、海外市場で384万4000台を販売すると発表した。起亜車は国内52万台、輸出244万台を今年の目標として提示した。
現代車は今年、アバンテとツーソンのフルチェンジモデルとサンタフェのマイナーチェンジモデルを出す。現代車の高級ブランドのジェネシスは初のSUVのGV80とG80のフルチェンジモデルを今年中に公開する。起亜車もスポーテージとソレントの新車を出す。現代・起亜車はソレント、ツーソン、サンタフェなど主力SUVモデルにハイブリッドおよびプラグインハイブリッド(PHEV)のラインナップを追加し、エコカーの販売を増やす計画だ。現代車グループは2025年までに電気自動車11モデルを含むエコカー44モデルを販売すると発表した。
韓国GMは準中型SUVのトレイルブレイザーを16日に公開する。この車は韓国GM富平(プピョン)工場で生産される。
◆金融危機以来の最悪の業績
業界によると、韓国自動車産業協会は昨年の国内自動車生産台数を395万台水準と推算したという。昨年1-11月の生産台数は361万3077台で、前年同期(367万1773台)に比べ1.6%減少した。先月の生産も例年に比べて少なかったと推定される。
一部の自動車企業は年末を迎えて工場の稼働を数日間中断し、起亜自動車とルノーサムスン自動車はストライキのためにラインを随時停止した。国内の自動車生産台数が400万台を割ったのはグローバル金融危機直後の2009年(351万台)以来。
韓国GM、ルノーサムスン、双龍自動車の中堅3社は販売が振るわず、生き残りをかけて構造調整に入った。国内自動車産業の慢性的な高コスト低効率構造も生産が減少した原因の一つだった。
国内自動車会社の販売も振るわなかった。昨年の自動車5社の販売台数は2018年に比べて減少した。ルノーサムスンの販売台数(国内販売・輸出の合計)は前年比22.0%減の17万7450台だった。韓国GMは9.9%減、双龍車は6.5%減となった。業界関係者は「韓国GMなど中堅3社は2018年を『最悪の年』と判断したが、昨年の販売台数はさらに減少した」とし「深刻な危機状況」と診断した。
善戦したという現代・起亜自動車も状況は良くない。昨年の現代車の国内外販売台数は442万2644台と、前年比3.6%減少した。国内では前年比2.9%増加したが、輸出は4.8%減少した。起亜車の販売台数は2018年に比べ1.5%減の227万693台だった。現代・起亜車の年間販売台数(719万3337台)が720万台を下回ったのは2012年以来。
今年も厳しい状況が予想される。自動車の個別消費税引き下げ措置(5.0%→3.5%)が1日に終わり、国内市場が冷え込む可能性が高い。米国、中国、欧州など世界の主要自動車市場もしばらく低迷するという見方が多い。
◆新車・エコカーで巻き返し狙う
国内自動車企業は攻撃的に新車を出すほか、エコカーのラインナップを強化し、再飛躍のきっかけを作ると明らかにした。現代・起亜車は今年の販売目標を753万6000台に設定した。これは昨年の販売台数の4.8%増。現代車は国内市場で73万2000台、海外市場で384万4000台を販売すると発表した。起亜車は国内52万台、輸出244万台を今年の目標として提示した。
現代車は今年、アバンテとツーソンのフルチェンジモデルとサンタフェのマイナーチェンジモデルを出す。現代車の高級ブランドのジェネシスは初のSUVのGV80とG80のフルチェンジモデルを今年中に公開する。起亜車もスポーテージとソレントの新車を出す。現代・起亜車はソレント、ツーソン、サンタフェなど主力SUVモデルにハイブリッドおよびプラグインハイブリッド(PHEV)のラインナップを追加し、エコカーの販売を増やす計画だ。現代車グループは2025年までに電気自動車11モデルを含むエコカー44モデルを販売すると発表した。
韓国GMは準中型SUVのトレイルブレイザーを16日に公開する。この車は韓国GM富平(プピョン)工場で生産される。
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