米国は2024年の宇宙飛行士2人を皮切りに、毎年有人月探査を実施するという「アルテミス計画」を昨年5月発表した。写真は米航空宇宙局(NASA)が提示した月探査のイメージ。[写真 NASA]
米国は2024年に男女宇宙飛行士2人を初回月面着陸要員として送り、その後毎年有人探査を展開する予定だ。アルテミス計画には月基地建設と「ゲートウェイ(Gateway)」と呼ばれる月軌道宇宙ステーションの建設まで含まれる。ゲートウェイは、火星探査などさらに遠くの宇宙に向かう時に中間基地の役割も果たす。結局、天文学的な費用がかかるほかなくなる。米国が日本にラブコールを送る重要な背景だ。日本は、ゲートウェイ技術・機器の提供に必要な予算だけで2024年までに2130億円が必要だと推算している。宇宙飛行士を月に送る費用を考慮すれば、予算は雪だるま式に増える可能性がある。
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