◆北東アジアの海中の激しい潜水艦競争
北島アジアを含む西太平洋は海を挟んで激しい競争をしている。韓日中の領有権紛争、東シナ海と南シナ海の領有権紛争、台湾海峡の緊張、そして米国と中国の覇権競争などが海を中心に存在する。競争は水中の支配者である潜水艦を通じて海の中でも激しく繰り広げられている。
◆北東アジアの潜水艦競争は進行中
先月6日、神戸の川崎重工業造船所でそうりゅう型潜水艦の進水式が開かれた。この日進水した潜水艦は海上自衛隊の主力、そうりゅう型潜水艦の最終艦の12番艦だ。この潜水艦とその前に建造された1隻は、ほかのそうりゅう型潜水艦より優れた性能を持つ。
そうりゅう型潜水艦はディーゼル-電気推進方式の潜水艦であり、水中でバッテリーを消耗せず潜航できるようスターリングエンジンという非大気依存推進(AIP)システムを搭載している。しかし最後の2隻は従来の鉛バッテリーとスターリングエンジンの代わりにリチウムイオンバッテリーを搭載した。リチウムイオンバッテリーは鉛バッテリーより電気密度が高く、より遠くまで航続できる。充電速度もはるかに速く、シュノーケルを使用する時間を減らすことができる。
日本はそうりゅう型に続いて新しい潜水艦を建造している。建造が始まった平成29年(2017年)にちなんで29SSと呼ばれる新型潜水艦はそうりゅう型の外形を維持しているが、内部は新しい設計を採用するという。
そうりゅう型の最終2隻に採用されたリチウムイオンバッテリーと共に、新型ソナーなど最新技術を適用している。29SSは水上排水量基準で3000トンと、そうりゅう型に比べて100トンほど大きくなったが、水中排水量はそうりゅう型の4200トンよりさらに大きくなる。29SSの建造は、北東アジアで最も優れた潜水艦を保有して地域海上競争で優位を固めようとする日本の意志が反映されたものだ。
原子力潜水艦と従来型の潜水艦を含めて約60隻を保有する中国も戦力強化を緩める考えがない。中国は昨年と今年、新型潜水艦発射弾道ミサイル巨浪(JL)-3の試験発射に成功した。ワシントンタイムズは24日(現地時間)、匿名の米国防総省関係者を引用し、中国が22日に渤海で潜航中の晋級弾道ミサイル潜水艦から巨浪-3を発射したと報道した。
巨浪-3は中国海軍が新しく建造中の095型弾道ミサイル潜水艦に搭載されるという。巨浪-3は最大10個の弾頭を搭載し、射程距離は約9000キロとみられる。
中国は従来型の潜水艦の開発にも多くの投資をしている。中国海軍の最新の従来型潜水艦は3000トン級の039A型と039B型だ。これら潜水艦は非大気依存推進システムが搭載され、水中作戦能力を向上させた。中国と台湾海峡を挟んで対峙している台湾は外国からの潜水艦導入が難しくなると独自の建造を決定した。台湾が2025年ごろの進水を目標に開発している潜水艦は排水量3000トン程度の従来型の潜水艦。米国は台湾の潜水艦建造を支援するため自国企業の協力を許可した。
北朝鮮も新型潜水艦の開発に取り組んでいるが、弾道ミサイル搭載が可能な新浦(シンポ)級に続いて新しい弾道ミサイルを搭載する潜水艦を建造していることが分かった。ロシアも太平洋艦隊に新しい潜水艦を配備している。
韓日中「潜水艦」三国志…北朝鮮も「核兵器」潜水艦で挑戦(2)
北島アジアを含む西太平洋は海を挟んで激しい競争をしている。韓日中の領有権紛争、東シナ海と南シナ海の領有権紛争、台湾海峡の緊張、そして米国と中国の覇権競争などが海を中心に存在する。競争は水中の支配者である潜水艦を通じて海の中でも激しく繰り広げられている。
◆北東アジアの潜水艦競争は進行中
先月6日、神戸の川崎重工業造船所でそうりゅう型潜水艦の進水式が開かれた。この日進水した潜水艦は海上自衛隊の主力、そうりゅう型潜水艦の最終艦の12番艦だ。この潜水艦とその前に建造された1隻は、ほかのそうりゅう型潜水艦より優れた性能を持つ。
そうりゅう型潜水艦はディーゼル-電気推進方式の潜水艦であり、水中でバッテリーを消耗せず潜航できるようスターリングエンジンという非大気依存推進(AIP)システムを搭載している。しかし最後の2隻は従来の鉛バッテリーとスターリングエンジンの代わりにリチウムイオンバッテリーを搭載した。リチウムイオンバッテリーは鉛バッテリーより電気密度が高く、より遠くまで航続できる。充電速度もはるかに速く、シュノーケルを使用する時間を減らすことができる。
日本はそうりゅう型に続いて新しい潜水艦を建造している。建造が始まった平成29年(2017年)にちなんで29SSと呼ばれる新型潜水艦はそうりゅう型の外形を維持しているが、内部は新しい設計を採用するという。
そうりゅう型の最終2隻に採用されたリチウムイオンバッテリーと共に、新型ソナーなど最新技術を適用している。29SSは水上排水量基準で3000トンと、そうりゅう型に比べて100トンほど大きくなったが、水中排水量はそうりゅう型の4200トンよりさらに大きくなる。29SSの建造は、北東アジアで最も優れた潜水艦を保有して地域海上競争で優位を固めようとする日本の意志が反映されたものだ。
原子力潜水艦と従来型の潜水艦を含めて約60隻を保有する中国も戦力強化を緩める考えがない。中国は昨年と今年、新型潜水艦発射弾道ミサイル巨浪(JL)-3の試験発射に成功した。ワシントンタイムズは24日(現地時間)、匿名の米国防総省関係者を引用し、中国が22日に渤海で潜航中の晋級弾道ミサイル潜水艦から巨浪-3を発射したと報道した。
巨浪-3は中国海軍が新しく建造中の095型弾道ミサイル潜水艦に搭載されるという。巨浪-3は最大10個の弾頭を搭載し、射程距離は約9000キロとみられる。
中国は従来型の潜水艦の開発にも多くの投資をしている。中国海軍の最新の従来型潜水艦は3000トン級の039A型と039B型だ。これら潜水艦は非大気依存推進システムが搭載され、水中作戦能力を向上させた。中国と台湾海峡を挟んで対峙している台湾は外国からの潜水艦導入が難しくなると独自の建造を決定した。台湾が2025年ごろの進水を目標に開発している潜水艦は排水量3000トン程度の従来型の潜水艦。米国は台湾の潜水艦建造を支援するため自国企業の協力を許可した。
北朝鮮も新型潜水艦の開発に取り組んでいるが、弾道ミサイル搭載が可能な新浦(シンポ)級に続いて新しい弾道ミサイルを搭載する潜水艦を建造していることが分かった。ロシアも太平洋艦隊に新しい潜水艦を配備している。
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