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【コラム】同盟国の大使を侮辱して中国に行くと小さくなる韓国の「反米・親中外交」(2)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
中国に対する態度とは全く違う。中国の前では自ら低姿勢になって守勢的態度を取り、堂々と発言できないという不満も出ている。

2017年12月、文在寅(ムン・ジェイン)大統領の訪中はそのような側面で「外交惨事」と呼ばれるほど残念だった。年末の訪中にこだわって習近平国家主席が首都を空けている時点に北京に到着した。

特に北京大での演説は「外交災難」水準だった。「法と徳を前面に掲げて包容することは中国を大国らしくしている基礎」としながら中国を大国として褒め称えた。あわせて韓国大統領が大韓民国を小国だと低めた。謙遜ではなく自己卑下だという非難が相次いだ。


その年、習近平主席に駐中大使信任状を呈上しながら、芳名録に皇帝に対する変わりない忠誠心を象徴してきた「万折必東」という言葉を残した張本人が今の大統領秘書室長だ。事大主義論争が出てきても驚くことではない。

当時3泊4日の訪中日程のうち、計10回あった食事の機会のうち中国側要人との食事はたったの2回だった。外交は食卓で結果が生まれるのに、「一人飯」論争を起こし、訪中外交成果を論じることさえ恥ずかしい雰囲気だった。さらには中国警護員の韓国ジャーナリスト集団暴行事件まで起きた。

大統領が今月24日、四川省成都で開かれる韓日中首脳会議に出席するために23日から1泊2日の日程で訪中する。

北京に移動して習主席と別途に韓中首脳会談を行う予定だという。

韓日中3国首脳会議の復元、北朝鮮の挑発を防ぐ中国の役割要請と韓中共助強化の他に、何か目に見えるほどの大きな成果を出せなくてもいい。少なくとも中国の前で堂々とした外交でもしようではないかと注文したい。

堂々とした外交は特別なことではない。主権国家の正当な防衛努力に対する不当な「THAAD(高高度ミサイル防衛システム)」報復措置の撤回など、大韓民国の核心利益を堂々と主張して相手の協力を要請すればいい。

外交的修辞を動員して相手を称えることもできるだろうが、中国の譲歩を得るために無理に低姿勢外交を繰り広げる理由はない。少数民族を押さえ込み、香港デモを弾圧しているにも関わらず「民主主義をうまく進めている」などと称賛するのは禁物だ。

この政府の一部の人々は李承晩(イ・スンマン)初代大統領を親日派だと罵倒してきた。青年李承晩が監獄で血を吐きながら書いた『独立精神』から訪中前に必読することを薦める。同盟を侮辱して国の品格を落とし、国民の自尊感を傷つける外交が絶対に繰り返されないように願う。

チャン・セジョン/論説委員


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