Ｋ外国人学校を出て、外国に住む韓国人として大学入学が特例となったことが問題視され、その余波から大学入学を取り消された同校出身の人気タレントが裁判で勝訴し、これに類似した訴訟にも影響を及ぼすものと見られる。

ソウル地方法院民事合議４１部（裁判長キム・ソンジョン部長判事）は１１日、女性３人組人気ダンスグループＳ．Ｅ．Ｓ．の「ユジン（本名、キム・ユジン）が高麗（コリョ）大を相手に起こした入学許可取消無効確認請求訴訟で、原告勝訴の判決が出た。


裁判府は判決文で「Ｋ外国人学校の大学入学学歴が認定されないのは事実だが、大学側は新入生の選抜過程で資格の調査をきちんと行っておらず、また原告がすでに２学期目を履修しているため入学取消に伴う不利益が大きい点などを考慮すると、大学の措置は憲法上保障された教育を受ける権利等に符合せず、不当なものだ」とした。


裁判府は「原告が入学試験当時、同校の学歴が正式なものとして認定されない事実を知らなかったものと見られる」と付け加えた。

ユジンと同じグループのメンバー「シュー（本名、ユ・スヨン）」、男性６人組ダンスグループ神話（シンファ）の「アンディ（本名、イ・ソンホ）」らは、昨年２月、出身校であるＫ外国人学校の高卒学歴を認めず入学を取り消したのは不当だとし、高麗大と韓国外国語大を相手に訴訟を起こしていた。