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韓経:「チョッヌンアベンジャーズ」が韓日のIT地形を変えた

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
モバイルメッセンジャー「LINE(ライン)」とインターネットゲーム「バトルグラウンド」。過去10年間、韓国からリリースされたインターネットサービスのうち、グローバル市場で最も成功したコンテンツだ。日本では「国民メッセンジャー」と呼ばれているLINEのグローバル利用者数は8000万人を越える。銃撃ゲーム「バトルグラウンド」をプレイしたゲーマーは世界的に4億人を超える。

海外で大きく成功したというほかにも、この2つのコンテンツには共通点がある。LINEを作ったLINE共同代表のシン・チュンホ氏と、バトルグラウンドのPUBGを育てた同社の親会社であるKRAFTON理事会議長のチャン・ビョンギュ氏はともにインターネット検索企業「1noon(チョッヌン)」出身だ。

◆最高の開発者たちが集まったチョッヌン


今はもう存在しないチョッヌン出身者たちが国内外の情報技術(IT)業界の地形を変えている。モバイルメッセンジャー、ゲーム、人工知能(AI)などの幅広いIT分野で革新を導いているのだ。最近、NAVER(ネイバー)が海外市場で急激に成長した背景にもチョッヌン出身がいるという分析がある。

チョッヌンはゲーム企業Neowizの2大株主だったチャン・ビョンギュ代表(元4次産業革命委員会委員長)が2005年に設立したインターネット検索専門業者だ。検索単語別のウェブ文書の重複程度を分析して関連情報を抽出する独創的な検索技術「スノーランク」を保有していた。全体職員の60%以上は国内最高水準の検索部門開発者で構成された。

当時、インターネット検索分野の人材が絶対的に足りない状態だった国内ポータル企業は、チョッヌン設立初期からその存在が気になって仕方なかった。専門人材が不足していたネイバーも同じだった。韓国インターネット市場への進出を本格的に準備していたGoogle(グーグル)もチョッヌンに「ラブコール」を送った。

結局、ネイバーは350億ウォン(現レートで約32億5000万円)を投資し、設立から1年も経っていないスタッフ60人余りのチョッヌンを買収した。当時(2005年)、ネイバー営業利益の25%を超えるほどの巨額の買収だった。

◆韓国IT業界革新導いて

ネイバーに買収されたチョッヌンスタッフの一部はネイバーを離れて国内IT業界の各方面に布陣し始めた。チョッヌンを売却したチャン代表はゲーム企業BLUEHOLE(現KRAFTON)を設立し、世界的に興行に成功した銃撃ゲーム「バトルグラウンド」を手掛けた。また、ベンチャーキャピタル(VC)のBonAngelsを設立し、出前サービス「ペダルウィミンジョク(配達の民族)」を運営するウーワブラザーズ(Woowa Brothers)などを発掘した。

SKテレコムで人工知能(AI)事業を率いていたECサイト「11番街」代表のイ・サンホン氏もチョッヌン出身だ。イ氏はチョッヌンで検索ランキングのチーム長を務めていた。インターネットサービス会社KAKAO(カカオ)のAI事業を総括しているカオAIラボ総括副社長のキム・ビョンハク氏もチョッヌンにいた。人工知能スタートアップ(新生ベンチャー企業)VoyagerX(ボイジャーエックス)代表のナム・セドン氏もチョッヌン出身だ。ナム氏はLINEで人気のアプリ「LINEカメラ」「B612」などの製作にも携わっていた。

最近チョッヌンが再度注目されているのは、ネイバーに残ったチョッヌン出身の活躍像のためだ。ネイバー(旧NHN)は2006年6月に「チョッヌン」の買収を発表する報道資料で、「グローバルインターネット企業での飛躍を試みる」と公言した。ネイバーは米国や日本など海外インターネット市場に進出したがそれほどの成果はなかった。むしろグーグルなど海外企業の韓国進出が本格化していた。

「グローバルインターネット企業」を強調したネイバーの目標に業界や市場の反応は否定的にならざるをえなかった。だが、ネイバーは10年にもならないモバイルメッセンジャーLINEを前面に出してグローバルインターネット企業へと大きく成長した。最近では、日本ソフトバンクグループ傘下の日本ポータル企業Yahoo! JAPAN(ヤフージャパン)と経営統合に出ながら世界的な注目を浴びている。

◆ネイバーのグローバル成長を牽引(けんいん)

海外市場でチョッヌン買収効果がすぐに現れたわけではなかった。ネイバーは2009年、日本インターネット検索市場に再度挑戦したが成果を出すことができなかった。日本市場からの撤退まで悩んだ。

糸口はシン・チュンホ代表(当時NHNジャパン取締役)が見つけた。シン氏は2011年東北大震災の発生でモバイルメッセンジャーの市場性を発見した。すぐに開発に着手して3カ月でモバイルメッセンジャーLINEをリリースした。シン氏の他にもチョッヌン出身がLINEで中核業務を担当している。パク・ウィビン最高技術責任者(CTO)がチョッヌンからネイバーに離職した。



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