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「日本の輸出規制の台風を突き抜けてきた4カ月、無傷だっただろうか」

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

日本は強制徴用判決の対抗措置として7月に半導体・ディスプレー生産に必要な核心素材3品目の輸出規制措置を下した。[中央フォト]

日本の韓国に対する輸出規制が4カ月以上にわたり続いているが、韓国の半導体・ディスプレー業界の生産への支障はないことが確認された。これに対し韓国政府は国産化の成果を強調したが、業界は「自画自賛している時ではない」として緊張を緩めていない。

24日の関連業界によると、サムスン電子、SKハイニックス、サムスンディスプレー、LGディスプレーの4社はこのほど産業通商資源部に「日本の輸出規制による生産への支障は発生しておらず、下半期業績も被害を受けていない」という内容を伝えた。当初これら企業は日本が半導体・ディスプレー核心素材であるフッ化ポリイミド、フォトレジスト、フッ化水素なの3品目を規制品目に上げて緊張に包まれた。韓国政府は「日本の規制が素材・部品・装備自立の呼び水の役割をした」と評価した。

しかし業界の雰囲気は全く違う。A社関係者は「航海に出た船がお客を無事に乗せて港に帰ってきたといっても、順風の中を来たのと台風を乗り越えてきたのが同じはずがない」と話す。B社関係者もやはり「今回の局面で在庫を無理に節約して使わなければならなかったし、物品も迂回的に調達しなければならなかった。その間に費用増加がなかっただろうか」と話した。


不確実性も相変わらずだ。日本は依然として3品目を規制し、個別品目を案件別に許可している。C社関係者は「企業は『ロシアンルーレット』をする心情だ。いつ一発を浴びるかハラハラする」と話した。

実際に業界では「急所のすぐそば」を刺す日本の緻密さに舌を巻いている。半導体工程に必要な感光液(フォトレジスト)の場合、規制基準を細分化して韓国半導体の主力であるDRAMメモリーとNAND型フラッシュ製造に必要な素材は打撃を避けるようにした。フッ化ポリイミドもやはりサムスン電子の「ギャラクシーフォールド」のように折りたたみディスプレーを作る際に必要な素材とは規制対象の細部特性を異ならせた。

韓国の主力製品に必要な素材・部品を知り抜いているということはいつでも急所を刺せるという話にもなる。一例として小型有機EL工程に必須のシャドーマスクは日本の2社が市場を二分しており、輸出規制が下される場合には韓国の有機ELは致命傷を受けかねない。性能と品質が高まるほど素材・部品・装備に日本製品が使われないところはないというのが現場の共通した説明だ。

D社関係者は「現実的に100%の国産化は不可能で、競争は激しいが自画自賛している時ではない。1日も早く韓日政府が妥協を通じ輸出規制を解くことが解決策」と強調した。



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