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知韓派のビーガン氏も「韓国、安保ただ乗りはいけない」

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
米政府内の代表的な知韓派のビーガン北朝鮮担当特別代表が韓米防衛費分担金引き上げ圧力に加勢した。20日(現地時間)に開かれた米上院の国務副長官承認公聴会でだ。対北朝鮮政策を調整する韓米ワーキンググループ代表であり米朝交渉の米国側特別代表を務めるビーガン氏は「韓国は我々の最も重要な同盟パートナーの一つ」としながらも「誰かは安保ただ乗りが許されるというわけではない」と述べた。

ビーガン代表の「安保ただ乗り」発言は、現在韓国が負担する防衛費分担金では足りないという趣旨を直接的に表したものだ。ビーガン代表はこの日、「我々は韓国とタフ(tough)な交渉をしている」と明らかにし、防衛費交渉に真摯に臨んでいることを明確にした。

ビーガン代表は韓国を訪問するたびにソウル光化門(クァンファムン)付近の鶏肉店に行くことで有名だ。特に訪韓すれば保守派の外交安保関係者だけでなく対北朝鮮専門家にも会って意見を聴き、ノートに細かくメモをすることでも有名だ。それで韓国ではビーガン代表に対して「真摯な知韓派」という評価が多い。しかし「お金」の問題の前では、ビーガン代表もトランプ大統領の意に合わせて同じ声を出した。


ビーガン代表までが立場を明確にしたことで、防衛費に関連して米政府内ではすでに「不可逆的」な決定をしたのではという見方が出ている。国務省、国防総省の責任者が次々と防衛費引き上げを公開的に要求しているからだ。エスパー米国防長官は19日、在韓米軍撤収の可能性に言及し「韓国は防衛費分担金にさらに寄与できるはずであり、そうしなければいけない」と述べた。これに先立ちミリー米統合参謀本部議長も「普通(average)の米国人は、韓日両国に米軍を前方派遣するのを見て根本的な疑問を抱く」と発言した。ポンペオ米国務長官も「各国が安保のための責任(burden)を分担すべき」(8月24日)と述べ、早くから費用の問題に対する立場を各国に伝えてきた。

韓米定例安保協議(SCM)に関与している当局者は「SCMは韓米の防衛能力増強に関する内容を議論してきた」とし「しかし今年は韓日の軍事情報包括保護協定(GSOMIA)延長問題と防衛費交渉と関する内容に傍点が打たれ、特に米国は防衛費分担金引き上げに対する韓国側の立場を確認しようとした」と説明した。



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