「利益が出ないなら、捨てるべきだ」。
韓進(ハンジン)グループ趙源泰(チョ・ウォンテ)会長の言葉だ。趙会長はグループの核心系列会社である大韓航空を中心に航空産業に注力する一方、利益が出ない事業に対する構造調整の可能性を示唆した。彼は19日に米ニューヨークで開かれた記者懇談会で、「現在の経営状況はあるものを守るのも難しい環境。大韓航空が全体的に落ち着いたら整理するものが少しありそうだ」と話した。
趙会長は4月に死去した趙亮鎬(チョ・ヤンホ)前韓進グループ会長を継いで5月にグループ総帥の座に上がった。財界では趙会長が年末の定期人事を通じ漸進的な構造調整を進めると予想する。経営権防御から抜け出し本格的な経営の動きに出るだろうと分析される。
趙会長はこの日、父親の遺言に基づき法定相続比率通りに株式を分けたとし、「1人で独占しようと思う欲もない。故人の意向に基づき兄妹同士で一緒に仲良く過ごすだろう」とも話した。今後の経営権をめぐる紛争の種になりかねないという一部の懸念に線を引いたと分析される。
Q:航空産業は最近厳しい。他の未来産業も考えているか。
A:「航空運送事業とそれに関連した事業にだけ関心がある。大韓航空が主軸で、それをサポートする事業以外には別に関心がない。航空運送と製造、旅行業、ホテルなどが含まれ、その他には特に考えはない」
Q:来年の航空業の見通しは。
A:「来年は経済がとても良くないだろう。米中貿易紛争や韓日関係などが簡単に改善されると思わない。国内環境もはっきりせず来年の繁忙期をとても心配している。コスト削減を具体的に考えている。米デルタ航空とのジョイントベンチャーのほかにも可能ならば他のジョイントベンチャーも摸索中だ」
Q:趙亮鎬前会長の持ち分を法定相続比率通りに分けた。
A:「協力してやっていけという故人の意向を考慮したものだ。家族間で協力をするほかない構造を作ったのだ。母がいるのに私たち(3兄妹)で分け合おうという話はできなかった。法定相続比率の通りにしようということでやったもので、1人で独占しようと考える欲もない。私が母を一生支えるが、兄妹同士で一緒に仲良く過ごそうという考えとみれば良い」
Q:アシアナ航空の売却先が決まった。今後大韓航空に及ぼす影響は。
A:「大きな変化はなさそうだ。既存の競争構造がそのまま行くようだ。アシアナ航空の財務構造が良くなるのでわれわれも早く財務構造を改善して対応する準備をしている。航空市場は経済指標より6カ月先を行く。大韓航空の業績回復見通し時点は再来年初めにでも可能なようだ」
趙会長は米国内の非営利団体であるコリアソサエティーがバン・フリート賞受賞者として趙亮鎬前会長と米ボーイング社を選定し、マンハッタンで20日に開かれる授賞式に出席するため米国を訪問した。バン・フリート賞は米第8軍司令官として韓国戦争(朝鮮戦争)に参加し、1957年にコリアソサエティーを創立したジェームズ・バン・フリート将軍を賛えるために1995年に制定された賞だ。毎年韓米関係に貢献した人物や団体に賞を贈っている。
Q:バン・フリート賞受賞の感想は。
A:「父が受け取らなくてはならないのに代わりに受け取り残念だ。とても光栄な賞で感慨が意味深い。特に父が米国をとても愛し、ロサンゼルスにホテルを作る時も直接決めるなど情熱を注いだ。ロスが第2の故郷だった。若いころロスに住んだこともあってそうしたようだ。意味深い賞を代わりに受け取ることになり光栄だ」。
韓進(ハンジン)グループ趙源泰(チョ・ウォンテ)会長の言葉だ。趙会長はグループの核心系列会社である大韓航空を中心に航空産業に注力する一方、利益が出ない事業に対する構造調整の可能性を示唆した。彼は19日に米ニューヨークで開かれた記者懇談会で、「現在の経営状況はあるものを守るのも難しい環境。大韓航空が全体的に落ち着いたら整理するものが少しありそうだ」と話した。
趙会長は4月に死去した趙亮鎬(チョ・ヤンホ)前韓進グループ会長を継いで5月にグループ総帥の座に上がった。財界では趙会長が年末の定期人事を通じ漸進的な構造調整を進めると予想する。経営権防御から抜け出し本格的な経営の動きに出るだろうと分析される。
趙会長はこの日、父親の遺言に基づき法定相続比率通りに株式を分けたとし、「1人で独占しようと思う欲もない。故人の意向に基づき兄妹同士で一緒に仲良く過ごすだろう」とも話した。今後の経営権をめぐる紛争の種になりかねないという一部の懸念に線を引いたと分析される。
Q:航空産業は最近厳しい。他の未来産業も考えているか。
A:「航空運送事業とそれに関連した事業にだけ関心がある。大韓航空が主軸で、それをサポートする事業以外には別に関心がない。航空運送と製造、旅行業、ホテルなどが含まれ、その他には特に考えはない」
Q:来年の航空業の見通しは。
A:「来年は経済がとても良くないだろう。米中貿易紛争や韓日関係などが簡単に改善されると思わない。国内環境もはっきりせず来年の繁忙期をとても心配している。コスト削減を具体的に考えている。米デルタ航空とのジョイントベンチャーのほかにも可能ならば他のジョイントベンチャーも摸索中だ」
Q:趙亮鎬前会長の持ち分を法定相続比率通りに分けた。
A:「協力してやっていけという故人の意向を考慮したものだ。家族間で協力をするほかない構造を作ったのだ。母がいるのに私たち(3兄妹)で分け合おうという話はできなかった。法定相続比率の通りにしようということでやったもので、1人で独占しようと考える欲もない。私が母を一生支えるが、兄妹同士で一緒に仲良く過ごそうという考えとみれば良い」
Q:アシアナ航空の売却先が決まった。今後大韓航空に及ぼす影響は。
A:「大きな変化はなさそうだ。既存の競争構造がそのまま行くようだ。アシアナ航空の財務構造が良くなるのでわれわれも早く財務構造を改善して対応する準備をしている。航空市場は経済指標より6カ月先を行く。大韓航空の業績回復見通し時点は再来年初めにでも可能なようだ」
趙会長は米国内の非営利団体であるコリアソサエティーがバン・フリート賞受賞者として趙亮鎬前会長と米ボーイング社を選定し、マンハッタンで20日に開かれる授賞式に出席するため米国を訪問した。バン・フリート賞は米第8軍司令官として韓国戦争(朝鮮戦争)に参加し、1957年にコリアソサエティーを創立したジェームズ・バン・フリート将軍を賛えるために1995年に制定された賞だ。毎年韓米関係に貢献した人物や団体に賞を贈っている。
Q:バン・フリート賞受賞の感想は。
A:「父が受け取らなくてはならないのに代わりに受け取り残念だ。とても光栄な賞で感慨が意味深い。特に父が米国をとても愛し、ロサンゼルスにホテルを作る時も直接決めるなど情熱を注いだ。ロスが第2の故郷だった。若いころロスに住んだこともあってそうしたようだ。意味深い賞を代わりに受け取ることになり光栄だ」。
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