金錬鉄統一部長官が7日午後、国会外交統一委員会に出席し、議員の質疑に答えている。イム・ヒョンドン記者
WPは「金長官はワシントンにアイディアを持ってくると言った」とし「金長官は来年北朝鮮がミサイル発射試験を猶予し、米国は韓国との合同軍事演習を猶予する『五輪休戦』を考慮することも示唆した」と伝えた。
金長官の提案は2017年に文在寅(ムン・ジェイン)大統領が米放送局NBCとのインタビューで述べたことと似ている。当時、平昌(ピョンチャン)冬季五輪を控え、文大統領が「平昌冬季五輪が開かれる前に韓半島の緊張を緩和するために韓米合同演習を延期するなどの措置を取る可能性もある」と述べている。昨年2月に開かれた平昌冬季五輪はトランプ政権発足後、南北の対話と米朝非核化交渉が始まるきっかけになった。
また、金長官は米国に北朝鮮旅行禁止措置を緩和することを追加で提案した。WPは「金長官は(米朝)双方が今も北朝鮮に親戚がいる韓国系米国人に対する旅行制限を緩和することで信頼関係を築くことに焦点を合わせることを望んでいる」と伝えた。米国は北朝鮮を訪問した大学生オットー・ワームビア氏が抑留され死亡した後、2017年9月から米国人の北朝鮮旅行を禁止している。
金長官はWPに「韓米朝の関係がすべて肯定的な進展を遂げ、好循環構造を作ることができれば、北朝鮮の非核化の進展を成功させることができる」と述べた。
しかし、WPは南北関係が依然として苦境にあると分析した。WPは「北朝鮮は韓国との対話を中断し、米国は対北朝鮮プロセスに関して1年前より韓国の重要性を低く評価している」とし「スウェーデンが仲介者に変わった」と指摘した。
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