ユ・スンジュンさん(43、米国名スティーブ・スンジュン・ユ)の韓国入国の道が開かれた。ソウル高裁は15日、ユ・スンジュンさんがロサンジェルス(LA)総領事館総領事を相手取りビザ(査証)発行拒否処分の取り消しを求めて起こした訴訟の差し戻し審で原告勝訴判決を出した。
ソウル高裁は「原告が2015年に提起したビザ発行拒否取り消し訴訟の原告敗訴判決を取り消す」とし、1審を破棄すると決定した。
ユさんは2002年に韓国国籍を放棄して法務部から入国を制限され、2015年9月に在外同胞ビザ(F-4)で入国を認めてほしいと申請したが拒否されたことで訴訟を起こした。
1、2審は政府のビザ発行拒否を適法と判断した。ユさんが入国して放送・芸能活動をする場合、兵役義務を遂行する国軍将兵の士気を低下させ、兵役義務の履行意志を弱め、兵役逃れの風潮をもたらすおそれがあるため、LA総領事館の処分は正当という趣旨だった。
しかし今年8月、最高裁は法務部の入国禁止措置は不当という趣旨で事件をソウル高裁に差し戻した。ロサンゼルス総領事館が裁量権を全く行使せず、単に過去に入国禁止決定があったという理由だけでビザ発行を拒否したのは正しくないと、最高裁は判断した。
ソウル高裁は「原告が2015年に提起したビザ発行拒否取り消し訴訟の原告敗訴判決を取り消す」とし、1審を破棄すると決定した。
ユさんは2002年に韓国国籍を放棄して法務部から入国を制限され、2015年9月に在外同胞ビザ(F-4)で入国を認めてほしいと申請したが拒否されたことで訴訟を起こした。
1、2審は政府のビザ発行拒否を適法と判断した。ユさんが入国して放送・芸能活動をする場合、兵役義務を遂行する国軍将兵の士気を低下させ、兵役義務の履行意志を弱め、兵役逃れの風潮をもたらすおそれがあるため、LA総領事館の処分は正当という趣旨だった。
しかし今年8月、最高裁は法務部の入国禁止措置は不当という趣旨で事件をソウル高裁に差し戻した。ロサンゼルス総領事館が裁量権を全く行使せず、単に過去に入国禁止決定があったという理由だけでビザ発行を拒否したのは正しくないと、最高裁は判断した。
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