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「韓国、在韓米軍は必要…防衛費分担金50億ドルは本当に安い」(2)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

ピーター・ゼイハン氏は地政学戦略家らしく世界各地の要衝地および紛争地域の写真を活用して名刺を作っている。米シェールガスボーリング施設、露クレムリン宮殿などの写真だ。オ・ジョンテク記者

◆米国の内心「ICBMでなければ関係ない」

--北朝鮮の問題はどうなるのか。

「トランプ大統領の握手外交メッセージは簡潔だ。『(米国本土打撃が可能な)大陸間弾道ミサイル(ICBM)だけは開発してはいけない』。胸の内はこうだ。『北朝鮮核問題? 私の問題でなく韓国、お前たちの問題だ』」


--北朝鮮は潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)も開発中だが。

「簡単には開発できない。費用もかかり技術的にも北朝鮮には無理だ。その代わり韓国や日本を攻撃できる中長距離ミサイルは容易だ」

--それで韓国も核武装すべきだという話が出ている。

「このインタビューが終わる頃には韓国の技術で核兵器1つをすぐに作ることができる。できないことはない」

--韓国にもさまざまな制裁が加えられるはずだが。

「申し訳ないが、米国はもう気にしない。米国本土への打撃が可能なICBMでなければだ。北朝鮮制裁は可能なことのうち(米国が)自らの手を血に染めずにできる最も容易なことだ。今の制裁体制は維持されるはずだが、今後は過去の外交政策の遺産の荷(legacy baggage)にすぎないだろう」

--ビーガン北朝鮮担当特別代表(先月31日に国務副長官に昇進)も9月の公開講演で、北朝鮮核交渉が失敗する場合、韓日が核武装する可能性があると懸念を表した。米国が内心、韓国の核武装の可能性を考慮し始めたということか。

「そこまでではない。しかし確実なことはこうだ。米国に精巧な外交政策は期待してはいけないということだ」

--なら韓国としては中国が自然な選択ではないのか。

「中国は決して米国のようなスーパーパワーにはなれない。米国は大陸国家だが国境を合わせる国はカナダとメキシコだけだ。中国は少数民族から香港・台湾など問題が山積している。米国はシェールガスでエネルギー自給自足も実現させたが、中国はエネルギー・食料ともに海外依存度が高い。韓国の選択肢は明確だ」

◆「GSOMIAを維持してこそ韓国は生存」

--韓日関係はどうすべきか。

「歴史の問題は分かるが、冷静に話すべきだ。海洋強国であり米国内のFDI(外国人直接投資)順位を争う日本は韓国を必要としない。しかし韓国は日本が必要だ。韓国が日本に勝てない理由だ。いま韓国は日本中心産業および外交・安保構造から必死に抜け出そうとしているが、意味がない。ギアを早く切り替えるべきだ。日本と手を握らなければ国家の生存が危うくなる」

--韓日軍事情報包括保護協定(GSOMIA)終了期限は今月22日だ。

「韓国は生存のためにGSOMIAを維持しなければいけない。大変な効力があるからではなく、米国なしにも韓日が外交・安保協力ができるという象徴だからだ。過去の米国政府であればGSOMIA破棄直後に仲裁したが、今はそうでない。状況はさらに悪化するだろう」


「韓国、在韓米軍は必要…防衛費分担金50億ドルは本当に安い」(1)

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