「(北朝鮮)入国手続きで肉が入っているという理由でラーメンを奪われた」。
平壌(ピョンヤン)で開催された2019アジアユース・ジュニア重量挙げ選手権大会に出場した女子87キロ以上級のイ・ソンミ(19、江原道庁)が29日、帰国してこのように語った。韓国ユース・ジュニア重量挙げ選手38人は20-27日に平壌柳京(ユギョン)鄭周永(チョン・ジュヨン)体育館で開催された大会で、金メダル14個、銀メダル20個、銅メダル19個を獲得して帰国した。その代わり没収されて平壌に置いてきたのは韓国のインスタントラーメンだ。
これに先立ちサッカー韓国代表は15日、北朝鮮の金日成(キム・イルソン)競技場で行われた2022カタールワールドカップ(W杯)アジア2次予選の北朝鮮戦のため訪朝したが、冷遇を受けた。サッカー代表ほどではなかったが、重量挙げ代表も苦労した。
携帯電話を持たずに北朝鮮を訪問した選手は1週間をほとんどホテル内で過ごした。ユース女子81キロ以上級で優勝したパク・ヘジョン(16、ソンブ中)は「ホテルから出られず、携帯電話も使えなかった。それでホテル内で先輩や後輩といろいろな話をして親しくなった」とし「先輩たちとホテルの廊下で遊んだ」と紹介した。イ・ソンミは「最初にマートに行った時は何も言われなかったが、次の日はマートに行くと北側の人が来て(マートから)出ていくようにと言われた」と伝えた。
韓国選手団は平壌で5つ星級ホテルに宿泊した。イ・ソンミは「料理は良かった。鶏肉が入ったスープだったが、韓国と(味が)似ていた」と語った。イ・ソンミは「競技場の外は90年代の韓国のようだった。練習場の練施設は良かった」とし「練習時間はもともと2時間で、他の国の選手はもう少し練習しても何も言われなかったが、平壌では時間になると出て行くように言われた」と話した。大会期間中の南北選手間の対話は全くなかった。パク・ヘジョンは「競技場ではお互い離れて座っていて、表情ばかり見る時間が多かった」と伝えた。
北朝鮮の観客は韓国選手の競技と表彰式では一斉に席を外した。そして北朝鮮選手の表彰式になると戻ってきて国歌を斉唱した。パク・ヘジョンは「当惑した」とし、イ・ソンミは「北の住民がたくさんいたが、南北はお互い他人のようだった。もともと記録が出ると拍手をするが、北朝鮮選手だけに拍手をしていた」と話した。
今大会で自分の階級の金メダル3個をすべて獲得し「ポスト張美蘭(チャン・ミラン)」と呼ばれているイ・ソンミは「スポーツは政治と関係なく一緒にするものなので今後はそうなればいい」と語った。
一方、北朝鮮側は来年2月末に韓国で開催される第1回東アジア大会に関し「前向きに検討する」という意向をアジア重量挙げ連盟側に伝えたと、大韓重量挙げ連盟が29日に公開した。
平壌(ピョンヤン)で開催された2019アジアユース・ジュニア重量挙げ選手権大会に出場した女子87キロ以上級のイ・ソンミ(19、江原道庁)が29日、帰国してこのように語った。韓国ユース・ジュニア重量挙げ選手38人は20-27日に平壌柳京(ユギョン)鄭周永(チョン・ジュヨン)体育館で開催された大会で、金メダル14個、銀メダル20個、銅メダル19個を獲得して帰国した。その代わり没収されて平壌に置いてきたのは韓国のインスタントラーメンだ。
これに先立ちサッカー韓国代表は15日、北朝鮮の金日成(キム・イルソン)競技場で行われた2022カタールワールドカップ(W杯)アジア2次予選の北朝鮮戦のため訪朝したが、冷遇を受けた。サッカー代表ほどではなかったが、重量挙げ代表も苦労した。
携帯電話を持たずに北朝鮮を訪問した選手は1週間をほとんどホテル内で過ごした。ユース女子81キロ以上級で優勝したパク・ヘジョン(16、ソンブ中)は「ホテルから出られず、携帯電話も使えなかった。それでホテル内で先輩や後輩といろいろな話をして親しくなった」とし「先輩たちとホテルの廊下で遊んだ」と紹介した。イ・ソンミは「最初にマートに行った時は何も言われなかったが、次の日はマートに行くと北側の人が来て(マートから)出ていくようにと言われた」と伝えた。
韓国選手団は平壌で5つ星級ホテルに宿泊した。イ・ソンミは「料理は良かった。鶏肉が入ったスープだったが、韓国と(味が)似ていた」と語った。イ・ソンミは「競技場の外は90年代の韓国のようだった。練習場の練施設は良かった」とし「練習時間はもともと2時間で、他の国の選手はもう少し練習しても何も言われなかったが、平壌では時間になると出て行くように言われた」と話した。大会期間中の南北選手間の対話は全くなかった。パク・ヘジョンは「競技場ではお互い離れて座っていて、表情ばかり見る時間が多かった」と伝えた。
北朝鮮の観客は韓国選手の競技と表彰式では一斉に席を外した。そして北朝鮮選手の表彰式になると戻ってきて国歌を斉唱した。パク・ヘジョンは「当惑した」とし、イ・ソンミは「北の住民がたくさんいたが、南北はお互い他人のようだった。もともと記録が出ると拍手をするが、北朝鮮選手だけに拍手をしていた」と話した。
今大会で自分の階級の金メダル3個をすべて獲得し「ポスト張美蘭(チャン・ミラン)」と呼ばれているイ・ソンミは「スポーツは政治と関係なく一緒にするものなので今後はそうなればいい」と語った。
一方、北朝鮮側は来年2月末に韓国で開催される第1回東アジア大会に関し「前向きに検討する」という意向をアジア重量挙げ連盟側に伝えたと、大韓重量挙げ連盟が29日に公開した。
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