韓国の輸出が10カ月連続で前年同月比「マイナス」となった。
産業部は先進国で景気沈滞が続いた影響だと分析した。昨年9月の半導体輸出が過去最高(124億3000万ドル)だった影響もあるという見方を示した。
品目別には20大主要輸出品目のうち10品目が減少した。韓国の主要輸出品目である半導体の単価が下落して輸出全体を減少させた。石油化学(-17.6%)、石油製品(-18.8%)など主力品目もグローバル企業が景気減速懸念から在庫を調整して輸出が減少した。
一方、船舶(30.9%)、二次電池(7.2%)、バイオヘルス(25.2%)、農水産食品(10.5%)は好調だった。
輸入は387億4000万ドルと、5.6%減少した。貿易収支は59億7000万ドルの黒字で、92カ月連続の黒字となった。貿易黒字は輸入が輸出よりも大きく減少して生じる「不況型黒字」の性格が強い。
キム・ウォンシク建国大経済学科教授は「不況型黒字になれば投資・雇用・消費が共に減少し、経済規模自体が縮小し、結局は国家経済に負担となる」とし「企業がより積極的に投資と雇用ができるよう、週52時間勤務や最低賃金引き上げなど政策を修正する必要がある」と述べた。
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