米朝3ラウンド交渉を行うと発表されたビーガン米国務省北朝鮮政策特別代表と金明吉前駐ベトナム北朝鮮大使。[中央フォト]
統一部は6月19日に世界食糧計画(WFP)を通じて国産米5万トンを支援するという計画を発表した。WFPと業務協約を締結し細部にわたる輸送計画もまとめた。ここには船舶契約、輸送経路、コメ支援時期などが盛り込まれた。コメ支援時期と関連しては7月末に最初の船が出航し、春窮期である9月末までにコメの引き渡しを完了するという内容が盛り込まれた。統一部の金錬鉄(キム・ヨンチョル)長官も当時「過去の事例からみれば5万トンを伝達するのに2カ月ほど必要とされる。春窮期である9月までに速やかに引き渡せるよう最善の努力を尽くしたい」と明らかにしていた。
だが7月24日に北朝鮮がWFPとの協議途中で韓米合同演習を口実に韓国からのコメ支援拒否の意向を示し状況が絡まり始めた。7月末の第1便出発計画が取りやめられた。続けて韓米合同演習が終了する8月20日までコメ支援関連のすべての手続きが中断した。
これに対し統一部はWFPとの業務協約を挙げ、「9月中にコメ引き渡しを完了する」という立場を先月いっぱい繰り返していた。
だが今月初めからは「9月中のコメ引き渡しは難しい」と立場を変えた。コメ受領と関連した公式の立場を要求する韓国政府の要請に北朝鮮が2カ月にわたり沈黙で一貫しているためだ。コメを送れずにいる状況で国産米5万トン分の米袋130万枚がすでに作られ、WFPに事業管理費用名目で1177万ドルを送金した事実が確認され韓国政府も困惑している状況だ。
統一部は北朝鮮がコメ受領の意思を明らかにしない場合、WFPに送金した事業管理費用を還収することを検討しているという。
ただ現時点では北朝鮮のコメ受領の公式の回答をもう少し待ってみる方針だ。近く米朝非核化実務交渉が進められ、南北関係と関連した北朝鮮の立場も出てくると期待する雰囲気だ。
統一部当局者は「当初WFPと約束した9月中のコメ引き渡しは難しくなったが、北朝鮮の立場が確認できていない状況で支援手続きを終了するのは早い」と話した。
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