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「北朝鮮、東海・大和堆の領海権主張…日本巡視船に退去要求」

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
北朝鮮が東海(トンヘ、日本名・日本海)の大和堆漁場の領海権を主張したという日本メディアの報道が出た。

産経新聞は27日、日本政府関係者を引用し、先月東海の日本の排他的経済水域(EEZ)にある大和堆周辺で日本海上保安庁の巡視船が北朝鮮の公船とみられる船舶に小銃で威嚇される直前に「領海から即退去せよ」という要求を受けたと報じた。

産経新聞は北朝鮮側のこのような主張は極めて異例で、東海の海洋権益をめぐり北朝鮮が先鋭化した恐れもあるとみて警戒を強めていると伝えた。


産経新聞の報道によると、8月23日午前9時半ごろに能登半島沖約378キロメートルの海上の日本のEEZで日本水産庁の漁業取締船が監視活動をしていた際に小銃で武装した北朝鮮の高速ボートが接近した。

漁業取締船の連絡を受けた海上保安庁の巡視船が出動した後、同日午後1時ごろに北朝鮮側は無線交信により「領海」を意味する「テリトリアル・ウォーター(territorial water)」という用語を使い、「即時退去」を要求したという。

このような内容は朝鮮中央通信が最近報じた内容と一致する。17日付の朝鮮中央通信によると、北朝鮮外務省の報道官が「8月23日と24日に、我々の専属経済水域(排他的経済水域)に違法侵入した日本海上保安庁の巡視船や船舶が我が共和国の自衛的措置によって追い出された」と述べた。

続けて「外交ルートを通じて、我々の水域に対する侵犯と我々の漁船の漁労活動に対する妨害行為が二度と発生しないように対策を講じるよう日本側に厳重に注意喚起した」とし「我々が自国の水域から日本側の船舶を追い出したのは、正々堂々たる主権行使」と強調した。

産経新聞は、当時、北朝鮮国旗を塗装した大型貨物船も目撃したとし、北朝鮮の公船か貨物船のいずれかが無線を発信したものとみられると伝えた。一方、北朝鮮側は日本側に退去を要求する際に国籍や所属は名乗らなかったことが分かった。

産経新聞は、北朝鮮当局が日本のEEZで自国船の操業状況を監視する形で日本の主権行使に対抗する姿勢を明確にしたと分析した。

大和堆は日本・能登半島の北西約300キロメートル離れた東海の中央部に位置する海底地形で、イカや紅ずわいがに、フグなど年間最大2万5000トンの漁獲高があり、黄金漁場と呼ばれている。



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