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CNN「韓国の若い男性はフェミニズムと戦っている」

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
「家父長的な社会の韓国でフェミニスト問題が浮上し、若い男性の間では自分たちが(女性より)もっと厳しい立場だという不満が強まっている」。

米CNNが22日(現地時間)、韓国男性のフェミニズムバックラッシュ(反発)現象を深層報道した。CNNは2017年の「コムタン(スープ料理)店セクハラ」事件をきっかけに結成された団体「あなたの家族とあなたの人生のために」のムン・ソンホ代表の主張を紹介し、20-30代の韓国人男性にインタビューをした内容を伝えた。インタビューに応じた韓国の男性は社会で差別を受けているのは女性ではなくむしろ兵役義務を果たしながらも就職競争で厳しい状況の自分たちだと主張した。

韓国の若い男性の間で反フェミニズム情緒が広まったきっかけについて、CNNは「コムタン店セクハラ事件」を挙げた。2017年11月に大田(テジョン)のコムタン食堂で男性が女性の尻を触った疑いで起訴された事件をいう。男性は裁判所で有罪判決を受けたが、男性の妻が青瓦台(チョンワデ、大統領府)の国民請願掲示板に悔しさを訴えて全国民的な関心を集めた。


CNNは「この事件は被害者の主張以外にいかなる証拠もなく有罪判決を受けることがあるということで男性の怒りを買った」とし、同団体の結成と活動もこの時期から始まったと紹介した。また、CNNは韓国で#Metoo(ミートゥー)運動が広がり、社会の支持を受ける過程で男性の不満が累積したと分析した。

CNNは「フェミニストの声と考えが登場したのは2016年にソウル江南(カンナム)地下鉄駅付近で若い女性が残酷に殺害された事件がきっかけだった」とし「政治家、K-POPスター、一般男性などに対する性暴力関連告訴事件が何度かあり、女性告訴人が勝利すると、男性の間で、特に若者の間で不満が強まり始めた」と伝えた。

匿名の20代男性はCNNのインタビューで「40-50代の女性が(家父長制と女性差別の)犠牲になったということには同意するが、20-30代の女性が差別待遇を受けているとは思わない」と話した。大学卒業を控えた別の20代の男性はCNNに「家父長社会と性差別の問題はすべて上の世代の問題だが、贖罪は20代の男性がしている」と語った。

CNNはフェミニズムに対する韓国の男性の拒否感は深刻な就職競争と兵役義務による剥奪感だと分析した。女性は政府の政策支援で職場を得られる半面、男性は雇用競争で厳しい状況と考えている。

CNNは「競争が激しい韓国の雇用市場には報酬が良い職場が少ない」とし「過去10年間に青年失業率は6.9%から9.9%に上がった。韓国は70-90年代に経済が急成長したが、若い世代は景気低迷の中で奮闘している」と伝えた。

韓国の男性の反フェミニズム情緒は統計的にも表れている。CNNは韓国女性政策研究院が昨年出した報告書「性不平等と男性の生活の質に関する研究」を引用し、「20代の男性76%と30代の男性66%がフェミニズムに敵対的な性向を表した。20代の男性の60%はジェンダーイシューが韓国で最も深刻な葛藤原因だと考えている」と紹介した。



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