スティルウェル米国務次官補が18日、上院外交委で「米国は韓日問題解決のために積極的に関与している」と述べた。 [上院外交委]
メネンデス民主党幹事が「両国を和解させて事態の悪化を防ぎ、中国が空白状況を悪用する危険が生じないよう我々が積極的な役割を果たすべきではないのか」と尋ねると、スティルウェル次官補は「韓日問題に対する懸念に全面的に共感する」と述べた。続いて「私の2カ月半の職務期間中、相当な時間をここに費やし、私のレベルの両国の相手とそれぞれの懸念を解消するために努力している」とし「(ポンペオ)国務長官は(在任中)韓日と8回の3者会談をし、大統領は2回した」と伝えた。
スティルウェル次官補は「最近では8月初めにタイ・バンコクでの東アジア首脳会議で米韓日3者外相会談をし、両国がこの問題に前向きかつ生産的な観点で接近するよう努力した」とし「我々は積極的に関与している。そのような努力が公開的に見えないからといって活動していないわけではない」と強調した。
ティム・ケイン上院議員が来週の韓米ニューヨーク首脳会談計画に言及しながら「現在の政治的環境で韓日の和解を助けるために米国ができることが何か」と質問すると、スティルウェル次官補は「両国の相互報復が始まった過程を見ると、我々が今までしてきたことが解答だと考える」と答えた。続いて「私も両国の相手と何度か会い、ひとまず中断して前向きな解決策を模索するよう促した」とし「米韓日3者的な特性が地域に強力なメッセージを与えるため、両国に前向きな解決策を出すよう促す努力を続ける」と話した。
両国間の解決を促すとしながらも国連総会期間中の韓日米3者会談の推進など具体案は提示しなかった。スティルウェル次官補は「北朝鮮の不法な核・ミサイル開発が米国と同盟国に与える脅威を除去することが最優先外交課題」とし「米韓日3者安保協力を増進するために努力している」と語った。
スティルウェル次官補はこの日、共和党のコリー・ガードナー議員が「北朝鮮の核生産はどのような状態か。依然として核兵器を生産しているか」と質問すると、「彼らがそのようにしていると推定している」と答えた。「北朝鮮がどれほど核兵器を保有しているのか把握しているのか」という質問には「それは別の(非公開)環境で話すことができる」と即答を避けた。
「最大限の圧力という原則が依然として米国の対北朝鮮政策か」という質問には、「私が知る限りそれが事実」と答えた。北朝鮮が「完全で検証可能かつ不可逆的な非核化」(CVID)約束を見せるまでどんな制裁も解除すべきでないという点に関しては、「我々の政策は依然として『最終的かつ完全に検証された非核化(FFVD)』であることに間違いない」と話した。また「FFVDはCVIDと同じ」とも確認した。
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