韓国の空でありながら中国や日本と管制権が交わって航空機衝突などの懸念が指摘された「アカラ(AKARA)航路」を正常化するための議論に日本が非協調的であることが分かった。このため「新航路開設」など航空安全のための措置が進行しないという。
金賢美(キム・ヒョンミ)国土交通部長官は10日、世宗(セジョン)庁舎で記者会見を開き、「済州(チェジュ)南端航空回廊(アカラ航路)の飛行安全をまず確保するために新しい航路の開設を国際民間航空機関(ICAO)と中国、日本に提案したことがある」とし「しかし日本が対話を避けて従来の主張を繰り返していることに深い懸念を表し、前向きな姿勢で直ちに対話に参加することを促す」と述べた。
国土部は過去1年間にアカラ航路で航空機衝突危険事例が2度も発生したという中央日報の報道に基づき、航路安全のための対策を用意すると明らかにした。
アカラ航路では6月30日に中国の吉祥航空と東方航空の間で空中衝突を防止するための回避機動があり、昨年7月には米フェデックスの航空機が無断で高度を上げて韓国のLCC旅客機が急に方向を変える事件があった。
国土部がまず推進する案は従来のアカラ航路のほかに済州地域を経由して韓日中を連結する新しい航空路を開設し、アカラ航路の交通量を分散させるという内容だった。
現在アカラ航路が両方向の通行である半面、新しい航空路が開設されればアカラ航路と共にそれぞれ一方通行で運営する方式で交通量を減らすということだ。この場合、アカラ航路の交通量を半分以上減らすことができる。また新しい航空路の韓国飛行情報区(FIR)内の管制権は韓国が行使する方針だ。
これをめぐりこれまで進行されたICAOと韓日中3カ国間の議論で中国とICAOは前向きな立場を表明したというのが、国土部側の説明だ。
しかし日本は実務協議には参加したが、韓国側の次官級会談の要求(4月)などには応答しなかった。また7-9月の追加協議期間にも、特に代案もなく従来のアカラ航路を複線化しようという主張を繰り返したという。
ユ・ギョンス国土部航空交通課長は「日本側の主張のようにすれば航空路交差地点が現在の2カ所から4カ所に増えるなど空の道がさらに複雑になり、安全上の問題が悪化するおそれがある」と説明した。
一部では最近急激に悪化した韓日関係が航空安全の議論にも影響を及ぼしたのではという分析も出ている。
金賢美(キム・ヒョンミ)国土交通部長官は10日、世宗(セジョン)庁舎で記者会見を開き、「済州(チェジュ)南端航空回廊(アカラ航路)の飛行安全をまず確保するために新しい航路の開設を国際民間航空機関(ICAO)と中国、日本に提案したことがある」とし「しかし日本が対話を避けて従来の主張を繰り返していることに深い懸念を表し、前向きな姿勢で直ちに対話に参加することを促す」と述べた。
国土部は過去1年間にアカラ航路で航空機衝突危険事例が2度も発生したという中央日報の報道に基づき、航路安全のための対策を用意すると明らかにした。
アカラ航路では6月30日に中国の吉祥航空と東方航空の間で空中衝突を防止するための回避機動があり、昨年7月には米フェデックスの航空機が無断で高度を上げて韓国のLCC旅客機が急に方向を変える事件があった。
国土部がまず推進する案は従来のアカラ航路のほかに済州地域を経由して韓日中を連結する新しい航空路を開設し、アカラ航路の交通量を分散させるという内容だった。
現在アカラ航路が両方向の通行である半面、新しい航空路が開設されればアカラ航路と共にそれぞれ一方通行で運営する方式で交通量を減らすということだ。この場合、アカラ航路の交通量を半分以上減らすことができる。また新しい航空路の韓国飛行情報区(FIR)内の管制権は韓国が行使する方針だ。
これをめぐりこれまで進行されたICAOと韓日中3カ国間の議論で中国とICAOは前向きな立場を表明したというのが、国土部側の説明だ。
しかし日本は実務協議には参加したが、韓国側の次官級会談の要求(4月)などには応答しなかった。また7-9月の追加協議期間にも、特に代案もなく従来のアカラ航路を複線化しようという主張を繰り返したという。
ユ・ギョンス国土部航空交通課長は「日本側の主張のようにすれば航空路交差地点が現在の2カ所から4カ所に増えるなど空の道がさらに複雑になり、安全上の問題が悪化するおそれがある」と説明した。
一部では最近急激に悪化した韓日関係が航空安全の議論にも影響を及ぼしたのではという分析も出ている。
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