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サムスン電子、インテルに半導体「世界1位」明け渡す

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
今年上半期、半導体業界「ビッグ3」のサムスン電子、SKハイニックス、米マイクロンの売上高が30%以上減少したことが分かった。半面、システム半導体が主力の米インテルと台湾TSMCの売上減少率は10%未満にとどまり、相対的に善戦した。サムスン電子が2年間維持してきた半導体「世界1位」というタイトルもインテルに移った。

グローバル市場調査会社ICインサイツによると、上半期の上位15位半導体企業の売上高合計は1487億ドル(約16兆円)と、前年同期(1809億ドル)比17%減少した。しかしICインサイツは「半導体業界全体のうちメモリービッグ3の減少幅が目立った」とし「相対的に非メモリー企業の売上減少幅は小さかった」と分析した。

DRAMやNAND型フラッシュメモリーなどメモリー半導体が主力のビッグ3のうち、サムスン電子の売上高は33%減、SKハイニックスは35%減、マイクロンは34%減となった。一方、米インテルの売上減少は2%にすぎず、半導体企業全体のうちサムスン電子を追い越して1位になった。世界最大ファウンドリー企業のTSMCも売上高が9%減にとどまり、SKハイニックスを抜いて3位になった。


ICインサイツは「サムスン電子はメモリー半導体の好況を背に2017年4-6月期から2018年まで半導体業界1位だった」とし「しかし1993年から2016年まで長期1位だったインテルが、今年のメモリー市場の冷え込みで難なく1位を奪還すると予想される」という見方を示した。昨年上半期の場合、サムスン電子の売上高がインテルに比べ22%多かったが、今年はDRAMとNAND型フラッシュメモリー市場が崩れ、インテルの売上高がサムスン電子より20%多い。

半導体業界で上半期に目を引く業績を出したのはファブレス(半導体設計専門)企業のメディアテック(聯発科技)とソニーだ。台湾のメディアテックは無線通信機器と光学ストレージ、HDテレビなどに必要なチップセットを設計するファブレス企業で、16位から15位に上がった。ソニーはスマートフォン用イメージセンサー市場で頭角を現して売上高が13%も増加し、19位から14位に上昇した。中国ファーウェイ(華為技術)の半導体子会社ハイシリコンも上半期の売上高が前年同期比25%も増加した。

ICインサイツは「今年4-6月期の15社の売上高合計は750億2700万ドルで、1-3月期(736億9100万ドル)比で小幅増加した」とし「下半期には半導体市場が本格的な回復傾向に入るという期待感が高まっている」と伝えた。



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