20日から米朝非核化交渉、韓米・韓日関係の怒涛の1週間が始まる。
差し当たってはスティーブン・ビーガン米国務省北朝鮮特別代表が20日に訪韓する。米朝実務交渉再開の分岐点だ。21日前後には中国北京で韓日外相会談が開かれる。24日は韓日軍事情報包括保護協定(GSOMIA)の延長満了通知期限を迎える。韓日関係が収拾局面に向かうのか、あるいは悪化の一路をたどるのかの転換点になる見通しだ。
◆8月20~22日、ビーガン氏の「オーダーメード訪韓」
ビーガン代表が韓米合同指揮所演習の終了日(20日)に訪韓することは北朝鮮に対して「合同演習が終了するので交渉テーブルに直ちに復帰せよ」という圧迫になりえる。
これに先立ち、ドナルド・トランプ米国大統領が公開した親書によると、金正恩(キム・ジョンウン)北朝鮮国務委員長は「韓米演習が終わり次第、(短距離ミサイル発射)試験を終わらせる」とした。6月30日、金委員長が「2~3週内の実務交渉再開」を約束して7週が過ぎていることから、演習終了を口実にビーガン訪韓期間中に劇的な米朝接触が行われる可能性もある。この機会を逃せば、来月国連総会開幕日(17日)前後に移ることになる。
最近、北朝鮮が短距離ミサイルを発射して南側を露骨に非難する状況で、ビーガン代表が韓国と北朝鮮問題を議論する姿を見せることだけでも、北側の「通米封南」の試みを一蹴する動きになりえる。外交消息筋は「ビーガン氏の訪韓は韓米同盟強化次元」と説明した。
ビーガン代表が19~20日、日本を経て訪韓する点も注目される。最近、韓日葛藤が高まっていることから、北朝鮮問題をめぐり韓日がそれぞれ異なる声を出さないように調整する次元だという分析だ。「ビーガン代表が駐ロシア大使に内定する可能性が高くなり、韓日両国にこれに関連した説明をしに来るのではないか」という見方もある。
◆21日前後、韓日外相会談
20~22日、中国北京では韓日外相会談も予定されている。「韓日中3国定例会議の性格」というのが公式的な外交部の立場だが、韓日両国が懸案に関して話を交わさざるを得ない場だ。
康京和(カン・ギョンファ)外交部長官と河野太郎外相はこれに先立ち日本のホワイト国(安保友好国)排除の前日(1日)に、タイ・バンコクで衝突したことがある。その後、半月の間に▼韓国の日本に対するホワイト国排除方針発表▼文在寅(ムン・ジェイン)大統領の8・15光復節(解放記念日)祝辞宥和メッセージ▼河野外相の「国際法違反状態を是正することを願う」という反論--が続いた。今回の会談で河野外相が持ってくる安倍晋三首相のメッセージに関心が集まる。両国は外相会談前に水面下で次官級会合を通じて立場の溝を埋めようとしたものの成し遂げられていない。
◆24日、GSOMIA延長通知期限
GSOMIAを延長するかどうかももう一つの大型雷管だ。協定上、「満了90日前」の通知期限が24日だ。この日は土曜日なので、今週後半に韓国政府の立場が輪郭を表わすものとみられる。その直前に開かれる韓日外相会談の結果を見て政府が決断を下す可能性がある。
すでに与党議員は先月30日、国会外交統一委員会全体会議で「GSOMIA破棄」を公式化した。だが、GSOMIAを破棄する場合、韓日米安保協力体制から韓国が離脱する形になり、米国側からの反発を受けることになるという反対世論も無視できない。
差し当たってはスティーブン・ビーガン米国務省北朝鮮特別代表が20日に訪韓する。米朝実務交渉再開の分岐点だ。21日前後には中国北京で韓日外相会談が開かれる。24日は韓日軍事情報包括保護協定(GSOMIA)の延長満了通知期限を迎える。韓日関係が収拾局面に向かうのか、あるいは悪化の一路をたどるのかの転換点になる見通しだ。
◆8月20~22日、ビーガン氏の「オーダーメード訪韓」
ビーガン代表が韓米合同指揮所演習の終了日(20日)に訪韓することは北朝鮮に対して「合同演習が終了するので交渉テーブルに直ちに復帰せよ」という圧迫になりえる。
これに先立ち、ドナルド・トランプ米国大統領が公開した親書によると、金正恩(キム・ジョンウン)北朝鮮国務委員長は「韓米演習が終わり次第、(短距離ミサイル発射)試験を終わらせる」とした。6月30日、金委員長が「2~3週内の実務交渉再開」を約束して7週が過ぎていることから、演習終了を口実にビーガン訪韓期間中に劇的な米朝接触が行われる可能性もある。この機会を逃せば、来月国連総会開幕日(17日)前後に移ることになる。
最近、北朝鮮が短距離ミサイルを発射して南側を露骨に非難する状況で、ビーガン代表が韓国と北朝鮮問題を議論する姿を見せることだけでも、北側の「通米封南」の試みを一蹴する動きになりえる。外交消息筋は「ビーガン氏の訪韓は韓米同盟強化次元」と説明した。
ビーガン代表が19~20日、日本を経て訪韓する点も注目される。最近、韓日葛藤が高まっていることから、北朝鮮問題をめぐり韓日がそれぞれ異なる声を出さないように調整する次元だという分析だ。「ビーガン代表が駐ロシア大使に内定する可能性が高くなり、韓日両国にこれに関連した説明をしに来るのではないか」という見方もある。
◆21日前後、韓日外相会談
20~22日、中国北京では韓日外相会談も予定されている。「韓日中3国定例会議の性格」というのが公式的な外交部の立場だが、韓日両国が懸案に関して話を交わさざるを得ない場だ。
康京和(カン・ギョンファ)外交部長官と河野太郎外相はこれに先立ち日本のホワイト国(安保友好国)排除の前日(1日)に、タイ・バンコクで衝突したことがある。その後、半月の間に▼韓国の日本に対するホワイト国排除方針発表▼文在寅(ムン・ジェイン)大統領の8・15光復節(解放記念日)祝辞宥和メッセージ▼河野外相の「国際法違反状態を是正することを願う」という反論--が続いた。今回の会談で河野外相が持ってくる安倍晋三首相のメッセージに関心が集まる。両国は外相会談前に水面下で次官級会合を通じて立場の溝を埋めようとしたものの成し遂げられていない。
◆24日、GSOMIA延長通知期限
GSOMIAを延長するかどうかももう一つの大型雷管だ。協定上、「満了90日前」の通知期限が24日だ。この日は土曜日なので、今週後半に韓国政府の立場が輪郭を表わすものとみられる。その直前に開かれる韓日外相会談の結果を見て政府が決断を下す可能性がある。
すでに与党議員は先月30日、国会外交統一委員会全体会議で「GSOMIA破棄」を公式化した。だが、GSOMIAを破棄する場合、韓日米安保協力体制から韓国が離脱する形になり、米国側からの反発を受けることになるという反対世論も無視できない。
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