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ロシア大使ビーガン氏、日本大使ハリス氏? 韓半島揺るがす「トランプ変数」(2)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

(上の写真)韓米間の対北朝鮮共助方案調整のため訪韓したスティーブン・ビーガン米国務省対北朝鮮特別代表が29日午前、ソウル鍾路区外交部を訪問し康京和(カン・ギョンファ)外交部長官との面談を前に韓半島の地図が貼られたバインダーを手にしている。ウ・サンジョ記者/(下の写真)ハリー・ハリス駐韓米国大使が先月大使館で中央日報のインタビューを受ける様子。キム・ギョンロク記者

任命されてから1年が経ったばかりのビーガン代表が駐ロシア大使に名前が挙がるのは、彼がロシア通だからだ。ミシガン大学で政治学とロシア語を専攻したビーガン代表は若い頃、共和党モスクワ支部で米ロ関係の改善と共に旧ソ連の経済改革開放措置を研究した。不動産事業家出身のトランプ大統領の外交安保人材のプールはあまり広くないという指摘が出る中、ビーガン代表ほど駐ロシア大使に相応しい人物はいないという評価が出ている。

ビーガン代表は現在沈黙を守っている。国務省も関連する記者の質問に公式回答を出していない。最近ビーガン代表に会った人々によると、ビーガン代表は「現在としては北朝鮮の業務に集中したい」という立場だということが分かった。匿名希望のある外交安保専門家は13日、中央日報に「ビーガン代表は北朝鮮問題に対して純粋な情熱がある」とし「ハノイ会談の決裂後、このまま代表職を辞めるのではなく、非核化の進展に結実を見てから離れることを希望している」と述べた。

しかし、「ロシア・スキャンダル」に頭を痛めているトランプ大統領としては駐ロシア大使の方が急を要するという指摘が出ている。ロシア・スキャンダルとは2016年に米国の大統領選挙でロシアが介入しトランプ大統領当選に貢献したという疑惑だ。トランプ大統領がビーガン代表を駐ロシア大使に指名した場合、ビーガン代表が抗命する可能性は低い。


現在の駐ロシア米国大使のジョン・ハンツマンはトランプ大統領の最側近に分類されていない。正統共和党で保守派だが、バラク・オバマ大統領当時に中国大使に任命されている。昨年9月にニューヨーク・タイムズに「私はトランプ政権内のレジスタンスの一員だ」というタイトルの匿名の寄稿文が出ると、一部ではハンツマン氏が筆者だという疑惑も提起された。ハンツマン氏自身は疑惑を否定した。

トランプ大統領は駐日大使の人選もしなければならない。ウィリアム・ハガティ駐日米国大使が上院議員出馬のため辞任したからだ。毎日新聞は今月4日、トランプ大統領が後任の駐日大使にスコット・ブラウン・ニュージーランド大使を検討していると報じた。問題はブラウン大使と一緒に下馬評に上がった人物の中に現在韓国に赴任しているハリー・ハリス大使も含まれているということだ。

毎日新聞は「ブラウン大使が有力だがハリス大使を(韓国から日本に)転補する案も検討されている」と報じた。しかし、外交筋は中央日報に「ハリス大使の母親が日本人だという点などが考慮された報道のようだが現時点は可能性が高くないようだ」と話した。



ロシア大使ビーガン氏、日本大使ハリス氏? 韓半島揺るがす「トランプ変数」(1)

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