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文大統領「日本の報復への我々の対応は感情的ではいけない」

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

12日に青瓦台で首席秘書官・補佐官会議を開いた文在寅(ムン・ジェイン)大統領。 青瓦台写真記者団

文在寅(ムン・ジェイン)大統領が12日、「日本の経済報復に対する我々の対応は感情的であってはいけない」と述べた。

文大統領はこの日午後、首席秘書官会議・補佐官会議を開き、「決起しても冷静に根本的な対策まで考える長い呼吸を持たなければいけない」とし、このように述べた。また、「敵対的民族主義に反対し、人類愛に基づいた平等と平和共存の関係を目指すのは今でも変わらない我々の精神」とし「我々の国民が見せた成熟した市民意識に深い敬意を表し、感謝する」と強調した。

◆首席秘書官・補佐官会議での文在寅大統領の発言全文


3日後は光復節(8月15日、解放記念日)です。今年は三一独立運動100周年、臨時政府樹立100周年であり、その意味がよりいっそう深く感じられます。過去に日本帝国主義から大きな苦痛を受けた我々としては、現在の日本の経済報復を非常に重く受け止めるしかありません。経済報復はそれ自体が不当であるうえ、過去の問題から始まったという点でなおさらです。光復節を迎える我々がさらに決然とするしかない理由です。

しかし日本の経済報復に対する我々の対応は感情的なものではいけません。決起しても冷静に根本的な対策まで考える長い呼吸を持たなければいけません。我々の先祖は100年前に血を流しながら独立を叫ぶ瞬間にも、すべての人類は平等で世界は一つの市民という四海同胞主義を主唱して実践しました。

敵対的民族主義に反対し、人類愛に基づいた平等と平和共存の関係を目指すのは、今でも変わらない我々の精神です。こうした点で我々の国民が見せた成熟した市民意識に深い敬意を表し、感謝します。日本政府の不当な経済報復に対して決然と反対しながらも、両国国民間の友好関係を毀損しないというという毅然とした大乗的な姿を見せています。

両国の国民が成熟した市民意識に基づいて民主・人権の価値で意思疎通し、人類愛と平和で友情を固めれば、韓日関係の未来はさらに明るくなるでしょう。政府は日本の経済報復を転禍為福の契機とし、我々の経済をさらに充実、発展させるための戦略を精巧かつ精密に推進していきます。

我々が足りない点を細かく点検しながらも、我々の国民と企業の力を信じて自信を持って臨みます。決して容易なことではありませんが、必ずしなければならないことであり、やり遂げることができます。しかし我々の目標は単なる経済強国ではありません。我々の人類普遍的な価値を擁護し、人を重視する平和協力の世界共同体を追求していきます。このために国際社会と連帯しながら責任と役割を果たします。大韓民国は経済力だけでなく、人権や平和のような価値の面でも模範になる国に発展していきます。



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