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【コラム】李起興IOC委員にかける期待=韓国

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

李起興IOC委員

李起興(イ・ギフン)はとても運の良い男だ。スポーツ選手出身でもなく学歴や経歴が派手なわけでもない彼が2016年選挙を通じて大韓体育会長に当選したところ体育界では大騒ぎとなった。ところで、先月は国際オリンピック委員会(IOC)の委員に選出された。IOC委員とは誰か。全世界で115人しかいない、言葉通りに一国を代表するスポーツ大統領だ。世界のどの国を行っても国家元首に劣らない優遇をされる。IOC委員はそれだけ光栄な席だ。

20年前までは李起興IOC委員はスポーツとは関係のない建設会社の社長だった。彼は1980年代から土木建設会社(ウソン産業開発)を運営した。そうするうちに2000年大韓体育会傘下の近代5種競技連盟会長を務めることで体育界に一歩を踏み入れた。引き続き、カヌー連盟会長に続き、2010年には大韓水泳連盟会長を引き受けた。2012年には韓国選手団長資格でロンドンオリンピック(五輪)に行った。水泳連盟会長を務めた時期には検察の取り調べも受けるなど大変な目にあった。

2016年3月水泳連盟の不正事件で責任を負って退いた彼は同年10月選挙を通じて大韓体育会長に当選して7カ月ぶりに再び体育界にカムバックする。多数の候補が乱立した中で李起興候補は892票の中で294票を得た。32.9%の支持率で運良く大韓体育会首長の席に就いた。朴槿恵(パク・クネ)政権当時、権力を誇示していた文化体育観光部の金鍾(キム・ジョン) 前次官が現職大学学長候補を一方的に支持すると、李起興候補を当選させることで反旗を翻した。李起興候補にとっては漁夫の利を得たわけだ。


李起興会長は昨年平昌(ピョンチャン)冬季五輪当時、もう一度非難を浴びる。ボランティアメンバーに暴言を吐いてパワハラの論議を呼んだ。昨年国政監査では大韓体育会と体育界全般の問題点が浮上して国会議員に厳しく叱責された。

それでも彼は退かず持ちこたえた。そして昨年平昌五輪を成功裏に開催して世界スポーツ界に名を馳せた。李健熙(イ・ゴンヒ)元IOC委員が退き、空席になった韓国のIOC委員一枠は本来他の体育界要人になることが有力視されていた。しかし、70歳以上はIOC委員になれないという条項により彼がこの席を受け継いだ。また再び漁夫の利を得たわけだ。李起興は執念の男だ。根気の勝負師だ。彼が大韓体育会長とIOC委員に選ばれたことを単に漁夫の利だと決めつけるのは失礼なのかもしれない。しかし、彼が運良く名誉な席に就いたことだけは否認することは難しい。

2020東京五輪がちょうど1年先に迫ってきている。李起興IOC委員の前には解決すべき問題が山積している。かつてはエリート体育を支援して五輪で金メダルさえ獲得すればよかったが、21世紀の韓国スポーツ界の現実はそれほど簡単ではない。直ちに文教体育省スポーツ革新委員会は片方に偏った韓国スポーツがバランスを取る必要があるとして少年体育典の廃止とスポーツクラブの活性化などの内容を盛り込んだ勧告案を提案した。しかし、現場ではその間国威を宣揚したエリートスポーツを積弊に追い立てているとして反発している。韓国と日本が尖鋭に対抗している中で、来年の東京五輪をまともに行うことができるかも不透明だ。しかも、韓国政府は2032年南北共同五輪をソウルと平壌で開くとして五輪誘致への強い意志を表わしている。広く知られた通りに李起興IOC委員は大韓仏教曹渓宗(チョゲチョン)中央信徒会長を務めている。法名が「宝勝」だ。「宝物と勝利」という意味の名前だ。彼の法名のように、国内外のスポーツ舞台で優れた外交力を発揮して韓国スポーツを発展させる礎になってほしい。

チョン・ジェウォン/スポーツチーム長



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