黄儀助がガンバ大阪のチームメイトらと記念撮影をしている(写真=ガンバ大阪インスタグラム)
ボルドーは14日、「日本のガンバ大阪と移籍合意を終えた。黄儀助はメディカルテストを受けた後にサインすることになるだろう」と発表した。所属チームのガンバ大阪も黄儀助が移籍すると明らかにした。
黄儀助は夏の移籍市場が開かれるとすぐフランスリーグの3チーム、ドイツリーグの3チーム、ポルトガルリーグの1チーム、スペインリーグの1チーム、米国リーグの3チームからラブコールを受けた。
エージェントであるイバンスポーツのイ・ヨンジュン代表は「アラブ首長国連邦とカタール、中国のチームからも年俸400万ドル(約4億3147万円)を提案された。だが黄儀助が『年俸よりは欧州進出が優先』としてフランス行きを選択した。いつかイングランドのプレミアリーグで活躍するのが彼の夢だ」と伝えた。彼はまた「ボルドーの監督が黄儀助の招聘を望み、レギュラー争いをしてみる価値はあると判断した」と付け加えた。
1881年創立のFCジロンダン・ボルドーは6回のリーグ優勝経験を持つチームだ。フランスの英雄ジネディーヌ・ジダンが1992年から4シーズンにわたり所属した。
だがボルドーの昨シーズンはリーグ14位にとどまった。38試合でようやく34ゴールを決めるなど攻撃力が貧弱なチームだ。パウロ・ソウザ監督は昨年8月にアジア大会で得点王に上がった黄儀助をこれまで注視してきたという。ソウザ監督は同じポルトガル出身である韓国代表チームのパウロ・ベント監督にも黄儀助に関し問い合わせたりもした。
昨年ガンバ大阪は黄儀助のバイアウト(最小移籍料)を200万ユーロに引き上げたが、ボルドーはこの金額を喜んで支払った。イ代表は「黄儀助の年俸はチーム内で1~2位水準になるだろう」と伝えた。20億ウォン(約1億8313万円)前後になるとみられる。
ハン・ジュンヒ解説委員は「ボルドーは昨年攻撃手のマルコムをバルセロナに送ってから深刻なゴール不足に苦しめられた。昨シーズン途中からチームを引き受けたソウザ監督は黄儀助に機会を与える可能性が高い。黄儀助はシュート技術と動きが良くフランスリーグでも十分に通じるだろう。ただフィジカルが良いフランスの守備を超えなければならない」と話した。ジミー・ブリアン、フランソワ カマノらがチーム内のライバルだ。
黄儀助は13日にJリーグ清水エスパルスとの試合でアシストを記録し1-0での勝利を導いた。試合後にチームメイトは胴上げをして黄儀助の欧州進出を祝った。黄儀助は「新しい挑戦をしたかった。多くのゴールを決めたい」と話した。
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