【グローバルアイ】要職を掌握する日本の「積弊」たち
こうした雰囲気のため現場の外交官の中には政権核心部の論理を代弁することに集中する人もいる。このため相手国の政府から「外交をするつもりなのか、けんかをするつもりなのか分からない」という不満が出てくる。李明博(イ・ミョンバク)、朴槿恵(パク・クネ)政権で北核外交企画団長や駐米公使を務めたチョ・ヒョンドン元公使が現政権の発足後2年間、職務を受けることができず引退したというニュースが最近あった。チョ元公使のほかにも多くの米国専門家がさまざまな理由で退職したり職務待機中という。このように外交部内には保守政権の青瓦台(チョンワデ、大統領府)で勤務したり重要な仕事を担当したという理由で人事のたびに不利益を心配する官僚が少なくない。仕事はできるが不利益を受ける風土は正常でない。
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