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文氏、大阪G20サミット出席に向け出国…韓日首脳会議について「いつでも対話の扉を開いている」

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

文在寅大統領

韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領が28~29日、大阪で開かれる主要20カ国・地域(G20)首脳会議(サミット)出席のために2泊3日の日程で27日、ソウル空港を通じて出国した。

文大統領は現地の最初の日程として、同日午後に中国の習近平国家主席と首脳会談を開催する。韓中首脳会談は昨年11月にパプアニューギニアで開かれたアジア太平洋経済協力(APEC)首脳会議以降およそ7カ月ぶりで、文大統領就任後5回目となる。

文大統領は会談で習主席から今月20~21日に平壌(ピョンヤン)を訪問して金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長と首脳会談を行った結果を聴取するものとみられる。文大統領は26日、聯合ニュースなど通信社合同インタビューで「先週、習主席の訪朝が南北間、米朝間対話が再開され得る転換点になるものと期待している」という立場を明らかにした。両首脳はあわせて北朝鮮の非核化措置と米国の相応措置など米朝対話をけん引する方法などに対して議論をするとものと予想される。


文大統領は同日夕方、在日同胞およそ400人余りを招待して夕食会を兼ねた同胞懇談会に参加する。

文大統領は大阪G20サミット開幕日である28日に公式歓迎式に出席して団体記念撮影を撮影し、本格的な首脳外交に突入する。文大統領はこの日、「世界経済と貿易・投資」を主題にした1つ目のセッションで発言し、革新的包容国家の実現という政府の政策基調に対して説明する予定だ。文大統領はこのセッションを前後してインドのナレンドラ・モディ首相、インドネシアのジョコ・ウィドド大統領とそれぞれ二国間会談を行う。

文大統領はこの日夕方、金正淑(キム・ジョンスク)夫人とG20サミット夕食会に参加して親睦を深める時間を持つ予定だ。公式夕食会が終わった後はロシアのウラジーミル・プーチン大統領と会談する。プーチン大統領も4月にウラジオストクで金委員長に会った。

文大統領はG20サミット最終日の29日、「不平等解消と包容的で持続可能な世界の実現」を主題とした3つ目のセッションでも発言する予定だ。世界の持続可能な繁栄のために国際社会間の協力強化を促し、韓半島(朝鮮半島)平和プロセスの趣旨に対しても説明する予定だ。文大統領は3つ目のセッションが終わった後、カナダのジャスティン・トルドー首相と会談する。

文大統領はこの他にも、アルゼンチン・オランダ首脳とプルアサイド(pull aside・略式会談)形式の会談を行う予定だ。

ただし、今回のG20サミット期間に主催国の日本とは首脳会談日程が用意されなかった状態だ。青瓦台高位関係者は25日、「我々はいつでも会談の準備はできているが、日本はまだ準備ができていないようだ」とした。文大統領は26日のインタビューで「韓日関係の発展に向けた両首脳間の協議に対し、私はいつでも対話の扉を開いている」とし「G20サミットの機会を活用できるかどうかは日本次第」と話した。

文大統領は29日午後に帰国する。G20サミットに参加するドナルド・トランプ米国大統領も同日ソウルを訪れ、30日に文大統領と首脳会談を行う。



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