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鶏皮フライ、ラーメン味のポテトチップスに熱狂…韓国は今、「怪食時代」(2)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

怪食文化は食品会社の新製品アイデアにつながっている。ポテトチップス「ポカチップ」のユッケジャンラーメン味。

◆ウェルビーイングに逆行する一種の「反文化」

怪食トレンドは食品会社も後に続いている。最近、怪食実験が最も著しい企業は農心(ノンシム)だ。自社の人気製品を組み合わせて独特の「異種フード」を出している。最近最も話題になった製品は「ポテトチップのユッケジャンラーメン味」だ。2つのステディーセラーをミックスさせてコンビニエンスストアの売れ筋人気商品になった。ラーメン菓子「チョルビョン」(インスタントラーメンを一口サイズに丸く固めたもの)ジャパゲティ味のほか、韓国人にとって懐かしさを感じさせるスナック揚げ菓子「インディアンパプ」にロブスター味の調味料を加味した「エスキモーパプ」、コチュジャンのまぜ麺「ビビン麺」にツナとマヨネーズを加えた「農心マグロマヨ・ビビン麺」も怪食の流行が産んだ変種だ。他の食品メーカーでも「サムジャンラーメン」〔三養(サムヤン))〕、「鯛めし丼味ポテトチップ」(ヘテ)、「マッコリカーノ」〔麹醇堂(クッスンダン)〕など、怪食をテーマにした新製品が続々と出ている。

このような現象は最近の10~20代の社会関係パターンから始まった。ソウル大学消費者トレンド分析センターのチェ・ジヘ研究委員は「個人の幸福を追求するパラダイムが出てくる前に登場したウェルビーイングトレンドは全世代と全世界を網羅するトレンドだった」とし「だが怪食文化はミレニアル世代だけのためのトレンドで、一種の反文化としてみることができる」と診断した。この世代の感性は正解を追求するのではなく、風変わりなことや特異なことを追求して無意味なことから面白さを感じる。ソーシャルメディアへの投稿とこれとつながった集団の呼応・反応で存在感を確認する世代の特性が怪食に進化したと考えることができる。


怪食は一種の自己破壊的現象で、健康上の問題につながる可能性があるという指摘もある。モッパン(食事をしている様子を映像で流すこと)ユーチューバーが関心を引くために黒糖バブルティーを接待で飲んだり食べすぎたりする場面は摂食に対する誤ったイメージを植え付けかねない。怪食製品の流行サイクルが短く、刺激的なものを頻繁に過度に多く食べる危険にもさらされやすい。江北(カンブク)サムスン病院家庭医学科のカン・ジェホン教授は、これについて「鶏皮は皮の下には脂肪が多いうえにフライをすれば高脂肪・高カロリーの食べ物になる」とし「頻繁に摂取すれば肥満以外にも糖尿や高脂血症、脂肪肝、心血管疾患にかかる可能性が高くなる」と警告した。



鶏皮フライ、ラーメン味のポテトチップスに熱狂…韓国は今、「怪食時代」(1)


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