昨年6月に訪中した金委員長が習近平主席と会ったときの様子。
このため、中国当局の否定にもかかわらず、習主席がトランプ大統領の全方向圧迫術に「北朝鮮カード」を動員したとの見方が出ている。米国政府が20カ国・地域(G20)首脳会議(サミット)で、100万デモを触発した香港の「犯罪人引渡法」改正問題を取り上げると予告した状況で、中国が訪朝を発表したことを受けて、結果的に香港に対する応戦カードになってしまったということだ。韓半島平和フォーラムの全賢俊(チョン・ヒョンジュン)副理事長は「習主席が平壌の地を踏むことそのものが、トランプ大統領が極めて敏感に感じている北朝鮮の核・ミサイルのモラトリアム(実験中断)の約束を守らせようという信号」とし「米国との核交渉が停滞局面という状況で、習主席が北朝鮮から非核化措置を受け取れば、中国の立場では米国に対して自分たちの力を誇示する契機になる」と話した。
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