金正恩(キム・ジョンウン)委員長
韓東(ハンドン)大学のキム・ジュンヒョン教授は「北朝鮮のプランAは米国との交渉だが、ハノイでの会談が決裂し金正恩の立ち位置が狭まった。改めて協議に入るには立ち位置強化が必要だが中国を引き込んで年末までに米国の態度変化を圧迫しようとする策略」と話した。キム教授は「トランプにも親書を送り両国首脳間の信頼は変わることがなく、米朝交渉局面を壊す意思はないという点も明確にした」と解釈した。
習主席の訪朝で当分米朝間の実務交渉または両国の接触にどのような影響を及ぼすのかに対してもさまざまな観測が出ている。当初今月末の主要20カ国(G20)首脳会議を控え米国のビーガン北朝鮮担当特別代表が来週の訪韓時に板門店(パンムンジョム)で北朝鮮と接触することもあり得るとの観測があった。
国家安保戦略研究院のチェ・ヨンファン戦略研究室長は「北朝鮮が金委員長と習主席の首脳会談を行いながら米国と同時に接触する余力はないだろう。昨年金委員長は米国との非核化交渉前に中国を訪れるパターンを見せたが、習主席と非核化交渉関連の協議をしてから一定期間経過後に米国と協議に入る姿を演出することができる」と予想した。
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