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最悪の韓日関係でも日本車は販売好調

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

レクサスES3000h(中央フォト)

今年の韓国市場で輸入車の販売は減少しているが、日本車だけは販売が急増している。韓国輸入車市場で日本車のシェアが20%を超えた。

韓国輸入自動車協会(KAIDA)によると、5月の輸入車新規登録台数(1万9548台)は前年同月に比べ16.7%減少した。今年1-5月の輸入車販売(8万9928台)も前年同期(11万6798台)比23%減となった。今年の月別輸入車販売台数は5カ月連続で2万台を下回っている。昨年の月別平均販売台数は2万1600台だった。

これは韓国国内で最もよく売れているドイツ車の販売減少が最も大きな理由だ。今年(1-5月)のメルセデスベンツ(2万6484台)の販売台数は24%減少し、BMW(1万4674台)も国内での販売が半減(-52%)した。韓国政府の認証が遅れ、フォルクスワーゲンは先月から新車(アルテオン)の納車を再開し、アウディは下半期から新車販売が可能だ。昨年(1-5月)と比較すると、今年1-5月のフォルクスワーゲンの販売台数(1147台)は60%減少し、アウディ(2559台)も31%減少した。ドイツ車が停滞する間、日本車がその空間を埋めている。主要日本車ブランドがメルセデスベンツ、BMWに次いで3-5位を占めた。トヨタの高級ブランドのレクサス(1431台、3位)、トヨタ(1269台、4位)、ホンダ(1210台、5位)の順だ。


同じ期間の販売増加率を見ても日本車の勢いが目立つ。レクサスの今年5月の販売台数は前年同月比40%増となり、ホンダは2倍(95.8%)近く増えた。

日本車の武器はハイブリッド車だ。5月に韓国で最もよく売れたハイブリッド車10モデルのうち8モデルが日本車だ。レクサスはハイブリッド車ES300h(693台)が国内輸入ハイブリッド車市場でベストセリングカーとなり、5月の全体販売順位を大きく高めた。このほか、UX250h、NX300h、RX450hなどのハイブリッド車が人気だ。

トヨタも内燃機関の中型セダンのカムリのほか、ハイブリッド車(RAV4、アバロン)の販売が多い。ホンダも中型ハイブリッドセダンのアコード・ハイブリッド(383台)が先月、輸入車ベストセリングカーのトップ10(10位)に入った。

これで5月の日本車ブランド(4415台)の韓国市場(1万9548台)シェアは22.6%まで上がった。前年同月(3685台、15.7%)と比較すると20%近く販売が増えた。半面、ドイツ車(1万358台)は前年同月比で販売が29.8%減少した。

こうした傾向が年末まで続く場合、日本車は2010年以来9年ぶりに韓国市場で年間シェア20%台を回復する。日本車は2001年に初めて韓国市場に進出し、初年度にシェア10.9%となった。3年後の2004年には29.3%まで増え、2010年まで7年連続で市場シェア20%を超えた。しかし2011から昨年まで年間シェアが20%を下回っている。

イ・ホグン大徳大自動車科教授は「中国の消費者は高高度防衛ミサイル(THAAD)韓国配備で国民感情が悪化した後、韓国車の購買を避けたが、韓国では最近の韓日外交的葛藤にもかかわらず日本車の購入がむしろ増えている」とし「韓国の消費者はもう車の完成度と商品性で購入を決める成熟した消費者に進化した」と分析した。また「『ディーゼルゲート』以降、ドイツ車に対する信頼度が落ちた半面、日本車は乗車感・快適さ・静粛性にハイブリッド車が提供する効率性まで備え、国内消費者から好評を受けている」と説明した。



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