韓国料理
味と空間は切り離すことができない。1958年にオランダ・ハーグで開かれた都市再開発に関する国際会議以降、都市再開発は撤去再開発から修復再開発、保全再開発へとまた都市再生に変わっている。私たちは2008年にピマッコル(避馬通り)を再開発で失った残念な記憶を持つ。ヘジャングク(スープ)横丁とナクチ(タコ)横丁もこの時に消えた。都市再生で過去の建物が保存されても急激な賃貸料上昇は老舗の生存を脅かす。さらに最低賃金上昇、週52時間労働時間制限、熟練料理人の不足がある。費用を考慮した味や満足度に象徴される外食の低価格化と外食の減少、出前の一般化、コンビニエンスストアの外食化、家庭簡便食(HMR)の登場などのさまざまな要因までが津波のように老舗食堂を襲っている。
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