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安倍首相の言及もなかったのに…米国防省「北核CVID」「拉致解決」に積極言及

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

文在寅大統領が3日、青瓦台を訪問したパトリック・シャナハン米国防長官代行と面会した。

前日、青瓦台(チョンワデ、大統領府)を訪れたパトリック・シャナハン米国防長官代行が4日には日本総理官邸で安倍晋三首相と面談した。安倍首相は先月28日、ドナルド・トランプ米大統領と共に日本のいずも型護衛艦「かが」に乗ったことに言及し「日米同盟がどれくらい強固なのかを国際社会に知らせる契機になった」と話した。

引き続き「新しい令和時代」にも日米同盟による抑止力と対処力の強化、そして『自由で開かれたインド・太平洋』の実現に向けてさらに連携していこう」と述べた。

これを受け、シャナハン代行も「首相のビジョンである『自由で開かれたインド・太平洋』が必ず実現されると考える」と回答した。


シャナハン代行は1~2日シンガポール・アジア安保会議(シャングリラ対話)で行われた日米、韓日米間協議などに触れ「完全かつ検証可能で不可逆的な北朝鮮の非核化(CVID)に関して協議した」と明らかにした。

また「米国は北朝鮮拉致被害者問題の解決を支援するだろう」とも話した。

シャナハン代行は安倍主要の表敬訪問に続き、岩屋毅防衛相と会談を行った。NHKの報道によると、両防衛相の協議は終始「インド・太平洋地域で軍事力拡大を企てている中国」という存在を念頭に置いて行われた。

両長官は宇宙とサイバー空間でも中国に比べて優位性を確保することができる具体的な連携策をたてるためにタスクフォース(TF)を設けることで合意した。

会談の冒頭に岩屋防衛相は「日米同盟をさらに強化、深化させる協議をしたい」と話した。

すると、シャナハン代行は「日本の防衛概要は米国の国防戦略を補完する存在」として「(日本防衛大綱と米国の国防戦略)2つの統合に対して協議したい。(それでは)自由で開かれたインド・太平洋を実現することができると考える」と話した。

日本の中長期防衛計画である防衛大綱と米国が中国を「国際秩序を脅かす存在」と指定して最近発表した新しいインド・太平洋戦略の統合的運用を強調する。

「日増しに堅固になっている」という評価を得ている日米同盟を「中国牽制」の側面でより一層深化させたいという意志を彼が再度表明したわけだ。

両長官は北朝鮮に対しては「完全な非核化の実現に向けて日米、また、韓国を含む3カ国が緊密に連携していく」という立場を確認したとNHKは報じた。

シャナハン氏は先立って河野太郎外相との会談でも強固な日米同盟を強調した。

河野外相は「インド・太平洋地域で日米同盟は平和と安定の礎石」というと、シャナハン氏は「この地域での日本のリーダーシップに感謝申し上げる。米日同盟は前例なく強固だ」と答えた。

二人は北朝鮮問題に関して、「国連安保理制裁決議案の完全な履行のために協力していこう」ということで二人の意見が一致したという。



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