「部屋に入るやいなや彼は私の頬を力いっぱい殴った。『お前は赤ではないのか』と言いながら書類を投げつけ、逃走の経路を言えと怒鳴りつけた」。警察に追われた自由言論守護闘争委員会所属の人を家にしばらく滞在させたのが問題になり、南営洞(ナミョンドン)対共分室に連れて行かれたが、その時に見たのが朴鍾哲(パク・ジョンチョル)拷問致死事件で有名になったイ・グンアン警監だったという。「ためらっていると片方の肩をパンと叩いた。すると腕と肩が分離して揺れた。また肩をパンと叩くと元に戻った」。技術者の卓越した技量に驚くしかなかったと回顧する。
南営洞は韓水山(ハン・スサン)筆禍事件で連れていかれた西氷庫(ソビンゴ)保安保安司令部分室に比較すると何でもなかった。裸にされたまま2坪ほどの部屋で拳が釜の蓋ほどある青年に無差別的に殴られ、脚の間に角材を挟んだまま軍靴で踏まれ、水拷問と電気拷問にあった。中央日報に連載された韓水山の小説の一部を問題にし、国家元首を冒とくし、軍に対する嫌悪感を煽ったとして無慈悲な暴力を加えたのだ。
【コラム】国民は馬鹿でない=韓国(2)
南営洞は韓水山(ハン・スサン)筆禍事件で連れていかれた西氷庫(ソビンゴ)保安保安司令部分室に比較すると何でもなかった。裸にされたまま2坪ほどの部屋で拳が釜の蓋ほどある青年に無差別的に殴られ、脚の間に角材を挟んだまま軍靴で踏まれ、水拷問と電気拷問にあった。中央日報に連載された韓水山の小説の一部を問題にし、国家元首を冒とくし、軍に対する嫌悪感を煽ったとして無慈悲な暴力を加えたのだ。
【コラム】国民は馬鹿でない=韓国(2)
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