2つの労働組合総連盟のタワークレーン労働組合が3日、全国の建設現場のタワークレーンを占拠し、同時ストライキに入る。ほとんどすべての建設現場がストップするなど大きな混乱が予想される。マンション建設現場は入居の遅延など庶民の被害も懸念される。
韓国労働組合総連盟(韓国労総)と全国民主労働組合総連盟(民主労総)によると、民主労総全国建設労働組合タワークレーン分科委員会と韓国労総タワークレーン運転士労働組合はこの日、全国のタワークレーンを占拠するよう指針を出した。要求事項が受け入れられるまで占拠を無期限継続する方針という。
◆両労総労働組合の同時ストは初めて…入居遅延など被害を懸念
両タワークレーン労働組合が同時にストライキをするのは今回が初めてとなる。イ・ウォンヒ韓国労総タワークレーン運転士労働組合広報局長は「午後4時40分に全国建設現場で稼働中の大型タワークレーン3000基のうち2500基(民主労総1500基、韓国労総1000基)に横断幕を設置し、占拠ストライキに入った」と伝えた。イ局長は「当初の日程(4日からストライキ)を一日操り上げた」と語った。
◆国土部-労働組合の最終交渉決裂
これに先立ち国土交通部の関係者と両労総の関係者が午後2時から協議を始めたが、合意点を見いだせなかった。
韓国労総は先月12日、86%の賛成でストライキを決議した。民主労総タワークレーン労働組合は争議行為の賛否投票で59.63%が賛成した。
両労働組合は占拠ストライキとは別に青瓦台(チョンワデ、大統領府)・国会(民主労総)と政府世宗(セジョン)庁舎(韓国労総)で集会を2日間行う計画だ。
◆「小型タワークレーン撤廃」vs「小型が安全」
労働組合側は「建設現場で増えている小型タワークレーンを撤廃してほしい」と要求している。無人で運営される小型タワークレーンは従来の大型タワークレーンより事故発生確率が高いというのが労働組合側の主張だ。
しかし大韓建設協会側は「むしろ小型タワークレーンが大型タワークレーンより安全」と反論する。大型クレーンの場合、運転士が実際に乗って高空で操作をする半面、小型クレーンの場合は運転士が安全なところで操縦するため、労働災害発生の危険が少ないということだ。実際、事故率も大型クレーンより低いというのが大韓建設協会側の説明だ。
◆「本当の理由はクレーン無人化」
タワークレーン無人化で職場を失うという危機感が労働組合の物理力行使につながった決定的な理由というのが、政府と大韓建設協会の関係者の分析だ。
労働組合は従来の大型タワークレーンについても「安全基準を強化し、不法改造されたタワークレーンを強く取り締まってほしい」と要請する。労働組合は使用者側の韓国タワークレーン賃貸業協同組合に7-8%の賃上げも要求している。
◆労働組合「建設現場への支障は残念だが、声を伝えるため」
チョン・ジェヒ民主労総建設労働組合教育宣伝室長は「建設現場に支障が生じるのは残念」としながらも「このようにしなければ我々の声が伝わらないため国民に理解してほしい」と訴えた。
大韓建設協会の関係者は「タワークレーンが停止すれば工事期間が延びて、それによる工事費増加、品質低下などの問題が出てくる」とし「共同住宅の場合、入居が遅れる副作用も予想される」と話した。
◆雇用労働部長官「建設現場の混乱と操業への支障を懸念…対話解決を支援」
李載甲(イ・ジェガプ)雇用労働部長官は先月31日、「経済と雇用事情が厳しい状況であることを勘案すると、タワークレーン労働組合がストライキに入る場合、建設現場の混乱と操業への支障が懸念される」と警告した。続いて「雇用部と地方官署は国土部など関係部処と協力し、対話で問題を解決するよう積極的に支援する」と述べた。
韓国労働組合総連盟(韓国労総)と全国民主労働組合総連盟(民主労総)によると、民主労総全国建設労働組合タワークレーン分科委員会と韓国労総タワークレーン運転士労働組合はこの日、全国のタワークレーンを占拠するよう指針を出した。要求事項が受け入れられるまで占拠を無期限継続する方針という。
◆両労総労働組合の同時ストは初めて…入居遅延など被害を懸念
両タワークレーン労働組合が同時にストライキをするのは今回が初めてとなる。イ・ウォンヒ韓国労総タワークレーン運転士労働組合広報局長は「午後4時40分に全国建設現場で稼働中の大型タワークレーン3000基のうち2500基(民主労総1500基、韓国労総1000基)に横断幕を設置し、占拠ストライキに入った」と伝えた。イ局長は「当初の日程(4日からストライキ)を一日操り上げた」と語った。
◆国土部-労働組合の最終交渉決裂
これに先立ち国土交通部の関係者と両労総の関係者が午後2時から協議を始めたが、合意点を見いだせなかった。
韓国労総は先月12日、86%の賛成でストライキを決議した。民主労総タワークレーン労働組合は争議行為の賛否投票で59.63%が賛成した。
両労働組合は占拠ストライキとは別に青瓦台(チョンワデ、大統領府)・国会(民主労総)と政府世宗(セジョン)庁舎(韓国労総)で集会を2日間行う計画だ。
◆「小型タワークレーン撤廃」vs「小型が安全」
労働組合側は「建設現場で増えている小型タワークレーンを撤廃してほしい」と要求している。無人で運営される小型タワークレーンは従来の大型タワークレーンより事故発生確率が高いというのが労働組合側の主張だ。
しかし大韓建設協会側は「むしろ小型タワークレーンが大型タワークレーンより安全」と反論する。大型クレーンの場合、運転士が実際に乗って高空で操作をする半面、小型クレーンの場合は運転士が安全なところで操縦するため、労働災害発生の危険が少ないということだ。実際、事故率も大型クレーンより低いというのが大韓建設協会側の説明だ。
◆「本当の理由はクレーン無人化」
タワークレーン無人化で職場を失うという危機感が労働組合の物理力行使につながった決定的な理由というのが、政府と大韓建設協会の関係者の分析だ。
労働組合は従来の大型タワークレーンについても「安全基準を強化し、不法改造されたタワークレーンを強く取り締まってほしい」と要請する。労働組合は使用者側の韓国タワークレーン賃貸業協同組合に7-8%の賃上げも要求している。
◆労働組合「建設現場への支障は残念だが、声を伝えるため」
チョン・ジェヒ民主労総建設労働組合教育宣伝室長は「建設現場に支障が生じるのは残念」としながらも「このようにしなければ我々の声が伝わらないため国民に理解してほしい」と訴えた。
大韓建設協会の関係者は「タワークレーンが停止すれば工事期間が延びて、それによる工事費増加、品質低下などの問題が出てくる」とし「共同住宅の場合、入居が遅れる副作用も予想される」と話した。
◆雇用労働部長官「建設現場の混乱と操業への支障を懸念…対話解決を支援」
李載甲(イ・ジェガプ)雇用労働部長官は先月31日、「経済と雇用事情が厳しい状況であることを勘案すると、タワークレーン労働組合がストライキに入る場合、建設現場の混乱と操業への支障が懸念される」と警告した。続いて「雇用部と地方官署は国土部など関係部処と協力し、対話で問題を解決するよう積極的に支援する」と述べた。
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