２５日から４日間、日本を国賓訪問するドナルド・トランプ米大統領が日本側の手厚いもてなしムードに大きな満足感を示したと日本メディアが伝えた。ＮＨＫによると、トランプ大統領は２４日にホワイトハウスで記者団に「日本の歴史的な時期に世界で唯一の主賓として招かれた」と述べた。

徳仁新天皇の即位に合わせて海外要人として初の国賓招待を受けたことの意味を強調したものと報じられた。また、トランプ大統領は「日本の安倍晋三首相から主賓招待の知らせを直接聞いた」と明かした。

ところが、トランプ大統領のこのような回答は記者の質問内容とはほど遠かった。ＮＨＫによると当初の質問は日本との貿易交渉についてだった。今回の訪問は天皇の即位を祝うため摩擦になりかねない要素に関する言及は努めて避ける形を演出したわけだ。


米国大統領の日本国賓訪問は、２０１４年のオバマ大統領の訪問以来５年ぶりだ。日本政府は外国の首班や要人を５段階に分けて招待する。そのうち国賓が最も高い。国賓招待は１年に２回ほどで多くない。それほど礼遇も格が違う。

朝日新聞によると、トランプ大統領の皇居訪問時に天皇・皇后が安倍首相と共にレッドカーペットが敷かれた宮殿前の広場でトランプ大統領を迎える計画だ。公式日程では天皇との会見や晩餐会、安倍首相との首脳会談（２７日）などが決まっている。帰国日には天皇が宿泊施設のゲストハウスを訪れ見送る。

もちろんこの他にも相撲観戦、東京スカイツリーの星条旗点灯、有名プロゴルファーを伴うゴルフ・ミーティングなど、安倍政府が用意した多くの多彩なイベントが行われる。国賓訪問の際に宮廷以外で取る食事や宿泊などの費用は外務省儀典官室の予算でカバーする。朝日新聞によると国賓を１回招くために約２５００万円が必要だ。

トランプ大統領の訪日に先立ち日本を訪れたジョン・ボルトン国家安全保障問題担当大統領補佐官は２４日、安倍首相と首相官邸で面談した。共同通信によると、２人は２７日の首脳会談での協議内容について意見を交わした。この席で両国が拉致日本人問題の早期解決のために緊密に連携する方針を再確認したと報じた。