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「朴前大統領 強制徴用判決前に『恥さらしないように』と指示」

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

「司法壟断」で起訴された林鍾憲(イム・ジョンホン)元法院行政処次長が3月19日、ソウル中央地裁で行われた2回目の公判に出席している。

朴槿恵(パク・クネ)前大統領が日帝強占期の強制徴用被害者損害賠償請求訴訟について「恥さらしがないように」と指示したと、当時の青瓦台(チョンワデ、大統領府)外交安保首席秘書官が証言した。

金奎顕(キム・ギュヒョン)元青瓦台外交安保首席秘書官は13日、ソウル中央地裁の審理で行われた林鍾憲(イム・ジョンホン)元法院行政処次長の公判に出席し、このように明らかにした。林元次長は強制徴用裁判取引など30件ほど容疑で逮捕され、裁判を受けている。

検察が入手した金元首席秘書官の2015年12月26日付の業務日誌には「強制徴用の件に関連して速やかに政府の意見を最高裁に送るべき」「恥さらしにならないように」「国の品格を損なわないように」などと書かれている。


これに関し金元首席秘書官は「当時、日本との慰安婦交渉妥結を控えて指針を受けるために朴前大統領に電話をした」とし「交渉指針を受けた後、最後に強制徴用事件に関連する話をしたので書き取った」と説明した。

また「強制徴用事件に関連して速やかに政府の意見を最高裁に送り、そのようにこの問題を終結させるべきと朴前大統領が話した」と述べた。さらに「朴前大統領が『恥さらしにならないように』という表現が適切でなかったのか、『世界の中の韓国という地位を、国の品格を損なわないように賢く処理してほしい』と説明した」と証言した。

「恥さらし」や「国の品格」などの意味について金前首席秘書官は「外交部は(日帝戦犯企業の強制徴用賠償責任を認めた)2012年の最高裁判決が従来の政府の立場と相反すると考えてきた」とし「日本との外交問題を考慮して判決内容が従来の政府の立場と一致しなければいけないという意味と考えた」と話した。

これに対し検察が改めて「2012年の本来の判決が確定することが恥さらしということか」と尋ねると、金元首席秘書官は「そうだ」と答えた。

金元首席秘書官は朴前大統領の指示を受けて当時の李丙ギ(イ・ビョンギ)大統領秘書室長、尹炳世(ユン・ビョンセ)外交部長官らに伝えたと明らかにした。



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