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「安倍氏、平昌五輪の時に金与正氏に会おうと入口で待ったが不発」

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

昨年2月9日、平昌五輪開会式の事前レセップション会場に参加した安倍首相と北朝鮮の金永南最高人民会議常任委員長が対話をしている。(写真=イ・グァンジェ元江原知事提供)

安倍晋三首相が日朝首脳会談を加速化させている中で昨年平昌(ピョンチャン)オリンピック(五輪)で北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長の妹である金与正(キム・ヨジョン)党宣伝扇動部副部長に会おうと努力した事実が一歩遅れて伝えられた。朝日新聞は日本政府の高位関係者を引用して「安倍首相が(昨年2月9日)平昌五輪の開会式に参加した時、金与正氏との接触を目標に据えたが(不発になった)」と11日付けで報じた。

新聞によると、安倍首相は開会式が始まる直前まで開会式会場の入口に立って金与正氏を待った。だが、開会式が始まるまでに金与正氏が現れなかったため、あきらめて会場に入って接触は実現できなかったということだ。

安倍首相は同日、先立って開かれた事前レセプション行事では北朝鮮の金永南(キム・ヨンナム)当時最高人民会議常任委員長に会った。同じテーブルに座った金委員長に日本人拉致問題と北朝鮮の核・ミサイル問題に対する解決を短い時間内に圧縮して要請した。


日本政府はこのような事実を先月発表した今年の外交青書に明記するほど安倍首相の日朝関係の正常化への意志をここへ来て強調している。日本政府高位関係者は平昌五輪当時、安倍首相が本当に会いたかった人は「金正恩氏に直結する(金与正氏)人物」だったと朝日に明らかにした。しかし、この日、金与正氏は会場に現えず、開会式会場にも遅れて入場して安倍首相の願いは実現しなかった。

朝日は「韓国の文在寅大統領は平昌五輪をきっかけに正恩氏との首脳会談を実現させており、日本政府も来年の東京五輪を利用する考えを捨てていない」と報じた。

共同通信は日本政府関係者を引用して安倍首相が最近、北朝鮮のミサイル発射問題と分離して条件を付けずに首脳会談開催の目標を維持する方針だと12日、伝えた。通信によると、安倍首相は金正恩委員長と日本人拉致問題の解決を結論付けられる機会を自ら逃がすのは良くないと判断したと伝えられた。



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