「不正総合セット」になったソウル江南(カンナム)のクラブ「バーニングサン」事件に対する捜査が終盤に入っている。事件が1月30日にソウル江南警察署からソウル地方警察庁広域捜査隊に移ってから100日ほど過ぎた。クラブの客が暴行被害を知らせて始まったバーニングサン事件は麻薬、警察癒着、売春、芸能人の不法撮影へと続いた。およそ100日間にわたり他のイシューをのみ込むほど大きな関心を集めたバーニングサン事件はその間、韓国社会の裏で拡大してきた弊害を一挙に明るみに出した。
◆韓国はもう「麻薬清浄国」でない
バーニングサン事件の初期のイシューは「麻薬」だった。バーニングサンの中で麻薬が公然と使用されてきただけでなく、性犯罪にまで続いたという主張が出てきた。麻薬清浄国と思われてきたが、ソウル江南の真ん中で麻薬を容易に入手でき、クラブ内で堂々と使用されたという事実に国民が怒った。しかしこれは隠されてきた「不都合な真実」がバーニングサンを通じて明らかになっただけだ。国連の基準によると、麻薬清浄国は人口10万人あたり麻薬事犯が20人を超えてはならないが、韓国はすでに10万人あたり24人と、すでに2015年から清浄国の地位を失っている。
これに対し警察は「バーニングサン内の麻薬使用行為はあったが、クラブ側の組織的な流通はなかった」という結論を出して捜査を終えた。麻薬使用および流通疑惑の核心当事者に挙がったイ・ムンホ・バーニングサン代表(29)とクラブMDだった中国人女性「エナ(Anna)」ともに麻薬検査で陽性反応が出たが、バーニングサンが流通に介入したという証拠は見つからなかったということだ。この2人は先月26日に送検された。
◆接待・金品を受け取って見ぬふり
バーニングサン事件を最初に知らせた暴行被害者キム・サンギョさん(28)が問題提起をし、疑惑として存在していた「警察癒着」は事実であることが明らかになった。昨年の「バーニングサン未成年者出入り事件」当時に事件を担当した江南署知能捜査課のソク課長はバーニングサンと警察の癒着の中心の役割をしていたカン氏(44)から請託禁止法(金英蘭法)の制限を超える金額の割引を受けて車を購入した。当時、バーニングサンは営業停止を免れた。
バーニングサンだけでなく江南のクラブ「アレナ(ARENA)」および周辺の店と警察の癒着も次々と確認された。バーニングサンを捜査したソウル庁広域捜査隊捜の査官らがアレナの実際の所有主というカン氏(46、逮捕)が運営していたクラブの一つから未成年者出入り事件捜査に目をつぶる見返りに金品を受け、逮捕状が請求された。江南区庁と瑞草(ソチョ)区庁の衛生課公務員はこれら業者から接待を受け、取り締まりを避けるのを助けて摘発された。現在、警察・区庁・消防公務員14人が関連容疑で立件された状態だ。問題はこの過程で警察が仲間をかばっているという声が絶えない点だ。各種不正容疑で立件された現職警察官は8人だが、まだ一人も送検されていない。バーニングサン未成年者出入り事件に目を閉じたと疑われているソク課長も金英蘭(キム・ヨンラン)法で立件されただけだ。キム・サンギョ氏が最初に主張した駅三(ヨクサム)地区隊警察官の暴行や癒着疑惑もまだ明らかになっていない。
BIGBANGの元メンバー、V.I(スンリ)は現在、食品衛生法違反・横領などの容疑でも立件された状態だ。「XXのような韓国の法律、だから好きだ」「江南の店はみんなそのように営業しているので問題があるとは思っていなかった」というスンリの発言の裏には根強い公務員との癒着があったという指摘がある。警察は来週中、スンリに対する逮捕状を請求する方針だ。
麻薬、クラブ-公務員癒着…ソウル江南の不都合な真実(2)
◆韓国はもう「麻薬清浄国」でない
バーニングサン事件の初期のイシューは「麻薬」だった。バーニングサンの中で麻薬が公然と使用されてきただけでなく、性犯罪にまで続いたという主張が出てきた。麻薬清浄国と思われてきたが、ソウル江南の真ん中で麻薬を容易に入手でき、クラブ内で堂々と使用されたという事実に国民が怒った。しかしこれは隠されてきた「不都合な真実」がバーニングサンを通じて明らかになっただけだ。国連の基準によると、麻薬清浄国は人口10万人あたり麻薬事犯が20人を超えてはならないが、韓国はすでに10万人あたり24人と、すでに2015年から清浄国の地位を失っている。
これに対し警察は「バーニングサン内の麻薬使用行為はあったが、クラブ側の組織的な流通はなかった」という結論を出して捜査を終えた。麻薬使用および流通疑惑の核心当事者に挙がったイ・ムンホ・バーニングサン代表(29)とクラブMDだった中国人女性「エナ(Anna)」ともに麻薬検査で陽性反応が出たが、バーニングサンが流通に介入したという証拠は見つからなかったということだ。この2人は先月26日に送検された。
◆接待・金品を受け取って見ぬふり
バーニングサン事件を最初に知らせた暴行被害者キム・サンギョさん(28)が問題提起をし、疑惑として存在していた「警察癒着」は事実であることが明らかになった。昨年の「バーニングサン未成年者出入り事件」当時に事件を担当した江南署知能捜査課のソク課長はバーニングサンと警察の癒着の中心の役割をしていたカン氏(44)から請託禁止法(金英蘭法)の制限を超える金額の割引を受けて車を購入した。当時、バーニングサンは営業停止を免れた。
バーニングサンだけでなく江南のクラブ「アレナ(ARENA)」および周辺の店と警察の癒着も次々と確認された。バーニングサンを捜査したソウル庁広域捜査隊捜の査官らがアレナの実際の所有主というカン氏(46、逮捕)が運営していたクラブの一つから未成年者出入り事件捜査に目をつぶる見返りに金品を受け、逮捕状が請求された。江南区庁と瑞草(ソチョ)区庁の衛生課公務員はこれら業者から接待を受け、取り締まりを避けるのを助けて摘発された。現在、警察・区庁・消防公務員14人が関連容疑で立件された状態だ。問題はこの過程で警察が仲間をかばっているという声が絶えない点だ。各種不正容疑で立件された現職警察官は8人だが、まだ一人も送検されていない。バーニングサン未成年者出入り事件に目を閉じたと疑われているソク課長も金英蘭(キム・ヨンラン)法で立件されただけだ。キム・サンギョ氏が最初に主張した駅三(ヨクサム)地区隊警察官の暴行や癒着疑惑もまだ明らかになっていない。
BIGBANGの元メンバー、V.I(スンリ)は現在、食品衛生法違反・横領などの容疑でも立件された状態だ。「XXのような韓国の法律、だから好きだ」「江南の店はみんなそのように営業しているので問題があるとは思っていなかった」というスンリの発言の裏には根強い公務員との癒着があったという指摘がある。警察は来週中、スンリに対する逮捕状を請求する方針だ。
麻薬、クラブ-公務員癒着…ソウル江南の不都合な真実(2)
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