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日米より高いのに…「ブルーボトルコーヒー」一番目の顧客になるために正午から行列=韓国

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

5月3日、ソウル聖水洞でオープンした「ブルーボトルコーヒール」1号店

米プレミアムコーヒー専門店「ブルーボトルコーヒール」の韓国1号店の開店初日である3日明け方から数百人が列をなす珍しい風景が見られた。韓国進出説が初めて流れ出た2017年から待ち望んできたコーヒーマニアが誰よりも先にコーヒーを味わうために競争を繰り広げたためだ。ソウル聖水洞(ソンスドン)のブルーボトルコーヒー売り場にはオープン時刻(午前8時)の2時間前から長い行列ができた。開店以降はインスタグラムなどソーシャルメディアにはブルーボトル関連のハッシュタグをつけた認証ショットも数百件が掲載された。ブルーボトルコーヒー1号店の一番目のお客さんはこの日0時25分から何と7時間30分を待った。

ブルーボトルコーヒーの韓国進出は日本に続き、2番目の海外市場進出だ。聖水洞に位置した1号店に続き、まもなく三清(サムチョン)店をオープンする予定だ。「コーヒー界のアップル」と呼ばれるブルーボトルコーヒーが韓国を2番目の海外進出先として決めた理由はそれだけ韓国人の関心が熱いからだ。日本のブルーボトルコーヒー売り場のお客さんはほとんど韓国人観光客という話もある。ブルーボトルコーヒーの最高経営者(CEO)、ブライアン・マーハン氏が「韓国を訪問するたびにブルーボトルコーヒーへの韓国顧客の愛情と情熱に驚いたりする」と話すほどだ。

ブルーボトルコーヒー聖水店はコーヒーを炒めるロースタリーをはじめ、バリスタの教育と試飲会が可能なトレーニングラボを備えた空間だ。1号店が位置した赤レンガのビルは韓国のファッションブランド「ミスジー」の社屋だ。ブルーボトルコーヒー売り場の内部は日本の建築家であるジョー・ナガサカさんが設計し、自然光をベースに暖かくて単純に設計してブルーボトルコーヒーの空間哲学を反映した。全面ガラスになっている開放型アトリウムを通じて外部でも誰もがブルーボトルコーヒーのロースタリーを見ることができるように設計された。


ブルーボトルコーヒーは国際的にスペシャルティーコーヒーのハブとして位置づけられている韓国コーヒー市場の成長潜在力を高く評価している。韓国は全世界的に多いコーヒー消費量を保有している。全世界のプレミアム生豆の購入資格を保有しているコーヒースペシャリストであるQグレーダー(Q-graders)の半分以上が韓国人であるほどコーヒーへの愛情が格別だ。

ブルーボトルコーヒー聖水店で販売する飲み物はシングルオリジンドリップコーヒー、アイスコーヒー、エスプレッソなどだ。韓国のパティシエ、メゾン・エムオー(Maison MO)とのコラボで韓国だけでリリースするペイストリーメニューも公開する。価格はエスプレッソとアメリカーノが5000ウォン(約500円)、ラッテは6100ウォン。価格はエスプレッソを基準に米国3.5ドル(約390円)、日本450円より少し高い。ブルーボトルコーヒーの関係者は「外国価格は税金が含まれていない点を考えると、実際に顧客が支払う値段は日本・米国と似ている」とし「より多くの韓国消費者においしいコーヒーを提供しようとの趣旨で価格を策定した」と話した。



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