社会的物議をかもした歌手ロイ・キム（本名キム・サンウ）さん（２６）とパク・ユチョンさん（３３）の名前を冠した「ロイ・キムの森」「パク・ユチョン桜通り」に続いてスンリこと歌手Ｖ．Ｉ（ヴィアイ、本名イ・スンヒョン）さん（２９）の芸名を冠した「スンリの森」もあることが分かった。

「スンリの森」はソウル江南区駅三洞（カンナムグ・ヨクサムドン）のトソン近隣公園に造成されていて、該当の森には立て看板と「スンリの木」の表札が設置されている。「スンリの森」はポータルサイト「ＮＡＶＥＲ（ネイバー）」地図などでは検索することはできず、現在まで該当の森の立て札撤去などに関する苦情等はないことが分かった。Ｖ．Ｉさんはソウル江南のクラブ「バーニング・サン」をめぐって資金横領や性接待・性売買あっ旋容疑などがもたれている。

該当の森はＶ．Ｉさんの２６回目の誕生日である２０１５年１２月１２日に、中国ファンクラブの主導の下で造成された。ファンクラブ側は江南区の協力で５００万ウォン（現レートで約４９万円）余りを投じてサンシュユ、サツキなど２００本余りを植えた。


◆「ロイ・キムの森」扁額・ポスト撤去…「チェ・ジョンフンのクマのオブジェ」も撤去

「ロイ・キムの森」と「チェ・ジョンフンのクマのオブジェ」は該当の歌手をめぐる論争が広がって問題になった。

ソウル江南区開浦洞（ケポドン）のタルト近隣公園にある「ロイ・キムの森」は、２０１３年にＭｎｅｔ（エムネット）のオーディション番組『スーパースターＫ』でロイ・キムさんが優勝するとファンがこれを記念するために植樹をして造成した。森の近くにあるあずまやには「ロイ・キムの森」の扁額と「ＴＯロイ・キム」と書かれた真っ赤なポスト、「歌手ロイ・キムの森」の表札などが設置された。

しかしロイ・キムさんやチェ・ジョンフンさんらがわいせつ映像の違法撮影および流布事件に関わっていたことが発覚すると、撤去を求める市民の声が高まり、江南区庁は１７日に「ロイ・キムの森」の扁額とポストを撤去した。ソウル江南区ギャラリアデパート前のＫスターロードにあった「チェ・ジョンフンのクマのオブジェ」も撤去された。

◆２０１３年に造成された「パク・ユチョン桜通り」

仁川桂陽区（インチョン・ケヤング）の西部川一帯には「パク・ユチョン桜通り」があり論争になった。２．６キロメートルに達する桜通りには、パク・ユチョンさんが過去に出演したドラマの台詞やインタビューの発言などが書かれた立て札が設置されている。これはパク・ユチョンさんのファンクラブ「ブレッシング・ユチョン（Ｂｌｅｓｓｉｎｇ　Ｙｕｃｈｕｎ）」が西部川の生態河川作りに参加しながら５５０万ウォンを寄付して２０１３年に造成された。

しかしパク・ユチョンさんが南陽（ナムヤン）乳業創業者の孫娘ファン・ハナさんと麻薬を使用したという疑惑が提起されたことを受けて撤去の声が高まった。近隣の中・高等学校、幼稚園に子どもを通わせている保護者が桜通りの撤去を強く要求したという。

桜通りを作ったボランティア団体側と桂陽区庁はパク・ユチョンさんの麻薬使用容疑がまだ確定していないため状況をしばらく見守ると伝えた。

一方、パク・ユチョンさんは２３日、国立科学捜査研究院の麻薬反応検査で陽性反応が出た。