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文大統領、トランプ大統領に先立ち「外交安保3人組」と会談

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

文在寅大統領が昨年9月24日午後(現地時間)、米ニューヨーク・ロッテニューヨークパレスホテルでドナルド・トランプ米大統領と首脳会談を行う前に、マイク・ペンス副大統領など随行員らと挨拶している。左からドナルドトランプ大統領、文大統領、マイク・ペンス副大統領、マイク・ポンペオ国務長官、ジョン・ボルトン国家安保補佐官。(写真=中央フォト)

文在寅(ムン・ジェイン)大統領は韓国時間で12日明け方、米ワシントンでドナルド・トランプ米大統領と首脳会談を行う前に、11日夜遅くマイク・ポンペオ国務長官とジョン・ボルトン国家安保補佐官、マイク・ペンス副大統領と順に会談する。

トップダウン方式の首脳間議論が成功するためには北朝鮮に対する政策に影響力を及ぼす外交・安保核心参謀である3人組を説得することが重要だという判断からだ。ポンペオ長官とボルトン補佐官はホワイトハウスで開かれる首脳会談にも同席する。

この中でボルトン補佐官は代表的な対北強硬派に分類される。2月末、ハノイで開かれた第2回米朝首脳会談でトランプ大統領が一括妥結式のビッグディールを貫いたところ談判が決裂したのもボルトン補佐官のためという見方があった。実際に、彼はハノイ会談以降、テレビ番組に出演してトランプ大統領が金正恩(キム・ジョンウン)委員長に直接「ビッグディール文書」を渡したと明らかにした。また、北朝鮮の非核化に関連して「北朝鮮がそれ(非核化)をしようとしなければ、われわれは制裁を強化するかどうかを見守るだろう」とし、北朝鮮への圧迫を強化した。


一方、ポンペオ国務長官は韓米首脳会談一日前である10日(現地時間)、上院外交委員会予算関連聴聞会に出席して北朝鮮への制裁解除に余地を置く可能性があると発言した。彼は「北朝鮮が『完全かつ検証可能で不可逆的な非核化』(CVID)に対する約束を立証するまでいかなる制裁も解除してはならないということに同意するか」という質問が出ると、「その部分において若干の余地(a little space)を残したい」と述べた。これは、これまで「最終的かつ十分に検証された非核化」(FFVD)以前に制裁緩和はないという立場から一歩退いたものだ。

文大統領は昨年、第1回米朝首脳会談を控えてワシントンを訪問した時もポンペオ長官とボルトン補佐官を50分間会談し、米朝首脳会談の成功のために最善を尽くしてほしいと呼びかけた。

ペンス副大統領も対北強硬派に分類される。昨年11月、シンガポールで文大統領と会談したペンス副大統領は当時「『完全かつ検証可能で不可逆的な非核化』(CVID)を成し遂げる部分で進展を遂げなければならない。多くの発展があったと思うが、まだやることがたくさん残っている」という立場を見せた。

文大統領は彼らとの会談を終えた後、韓国時間で12日翌1時からホワイトハウスでトランプ大統領と2時間にわたる首脳会談を行う予定だ。首脳会談は両首脳間夫妻が参加する親交を兼ねた単独会談と両国外交・安保ラインが参加する小規模の首脳会談、拡大会談を兼ねた業務午餐会の順に行われる予定だ。



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