日本の紙幣「1万円札」は1984年から日本近代思想家の福沢諭吉の肖像画が図案に使われていた。(写真=中央フォト)
1万円札を象徴してきた近代思想家の福沢諭吉の肖像は35年ぶりに「日本資本主義の父」と呼ばれる渋沢栄一に変わる予定だ。5000円札は現在と同様、女性の図案が採用される。女流作家の樋口一葉から、日本最初の女性留学生であり女性教育者である津田梅子に変わる。1000円札も著名な細菌学者を継続して使う。梅毒菌を発見した野口英世からペスト菌の研究者であり破傷風治療法の開発者である北里柴三郎に図案が変更される。
日本経済新聞は「麻生太郎財務相が9日午前にも開く記者会見で発表する」とこの日報じた。新紙幣の発行と流通は直ちには行われず、数年後からになるものと予想される。NHKによると、日本政府は偽造防止を紙幣デザイン変更の理由に挙げている。500円硬貨も最新の偽造防止技術を用いて発行することにした。
日本では年号が時代を象徴する。一例として「昭和時代風」や「平成最後」等の表現を日常生活の端々で触れることができる。このため日本政府は新しい年号の開始に合わせて雰囲気刷新もねらい紙幣を変更することにしたとみられる。
日経は「(日本政府は)心理面の好転を狙い、個人消費の喚起など経済効果も期待しているとみられる」と伝えた。
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