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米、北核問題めぐり韓日米共助を強調…なぜ?

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
米国務省のロバート・パラディーノ副報道官は2日(以下現地時間)、定例記者会見で北核問題に関連して「韓国・日本と協議していく」と明らかにした。パラディーノ副報道担当者はこの日、「韓国政府が米朝対話で『トップダウン(首脳間交渉)』方式を繰り返し要請する場合、米政府はこれを受け入れるか」という質問に「今後すべての措置は韓国と日本を含めたわれわれ同盟と緊密に協議していく」と答えた。韓国側の要請に対する米政府の対応に韓日米共助を強調したのだ。

米国務省の日本への言及は、今月1日、康京和(カン・ギョンファ)外交長官とマイク・ポンペオ国務長官の外相会談の結果報道資料にも登場した。資料末に「両長官は米国のインド太平洋戦略と韓国の新南方政策、米国・韓国・日本間の3角共助などを含めたイシューにも協力していくことで一致した」という文面が出てくる。

ポンペオ長官は以前も韓国と日本を友好国としてあわせて発言してきたりしたが、今年、米朝・韓米中心に回っていた非核化交渉局面で日本は後回しにされるような雰囲気だった。特に韓日関係が強制徴用判決問題など歴史で冷え込みながら、韓日米共助に亀裂が入るのではないかという憂慮が少なくない状況だった。


梨花(イファ)女子大学のパク・インフィ教授は「米国は北核局面で日本がやむをえず排除される『日本冷遇論』が大きくなることを懸念してきた」と話した。

こうした中、米国が韓日米3角同盟を再び強調しはじめたのは、北核問題に限定された韓米関係をより大きな枠組みに転換させようとするねらいがあるとの分析だ。

峨山(アサン)政策研究院のジェームズ・キム米国研究センター長は「トランプ行政府のインド太平洋戦略に対して韓国は曖昧な立場を取っている反面、日本は積極的に参加するという意思を明らかにしている」とし「韓米同盟も地域戦略的次元でアプローチするという意味」と分析した。続いて「韓国が米国を媒介に歴代最悪の韓日関係の突破口を探そうとしているシグナルにもなりうる」と説明した。

特に露朝首脳会談が近いとの見方が出ている状況で、韓国と米国はかわるがわる日本と接触している。

韓国外交部の李度勲(イ・ドフン)韓半島平和交渉本部長はワシントン訪問に続いて1日、東京で金杉憲治・外務省アジア大洋州局長と会談し、韓米閣僚級会談の結果を共有した。翌日2日、スティーブン・ビーガン代表も金杉局長と電話会談を行った。

一方、ポンペオ長官が3回目の米朝首脳会談の可能性に言及していることについてパラディーノ副報道官は「米国は対話を進展させる準備ができているという意味」とし「これ以上付け加える言葉はない」とした。



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