1万円札に描かれた日本の近代思想家の福沢諭吉と1万ウォン札に描かれた世宗大王。韓国も日本のように資金があふれても回らない流動性の罠に陥りかねないとの懸念が出ている。
市場金利には未来に期待される経済成長率と物価上昇率が含まれている。最近の低い市場金利は名目成長率が下落するだろうという期待を反映している。実際に実質成長率は下落している。現在の韓国の潜在成長率は2.9%程度と推定される。昨年から15~64歳の生産可能人口が減り始めており、韓国企業は相当高い水準の資本を蓄積した状態のため投資増加率も次第に鈍化するほかない。結局潜在成長率はさらに低くなるものとみられる。潜在成長率を決める残るひとつが総要素生産性だが、これもやはり1日で向上するものではない。
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