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「潜在成長率の減速が速い韓国、 3本の矢を放って」(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
韓国経済潜在成長率が15年前の5%(2001~2005年)から最近2.8%(2016~2020年)まで落ちることが分かった。潜在成長率を引き上げるためにバイオシミラーなど他の国々が追撃できない「長周期産業」を育成しなければならないという提言が出てきた。

27日、ソウル明洞(ミョンドン)銀行会館で開かれた討論会「2019韓国経済どこへ」で、ソウル大学のイ・グン教授は「潜在成長率の下落は韓国経済の『灰色のサイ』」だと指摘した。灰色のサイは、将来起こる可能性が高く波及力が大きいにもかかわらず、見過ごされやすい危険要因を指す。

潜在成長率はどの国でも減少しているが、特に韓国はそのペースが速い。韓国の1人当たりの国民所得は米国の70%にもならないのに成長が鈍化する反面、米国は潜在成長率が2%台でむしろ上がっている。今年の韓国の経済成長率見通しも政府は2.6%と見ているが、主要機関は最低2.1%まで予想している。


イ・グン教授は韓国経済に必要な3本の「矢」として▼長周期産業〔松島(ソンド)・大徳(テドク)〕▼融複合技術〔板橋(パンギョ)・九老(クロ)デジタルバレー〕▼暗黙知技術〔昌原(チャンウォン)・始華(シファ)〕を強調した。長周期産業はバイオシミラー・医療機器など産業周期が長く、進入障壁が高く追撃が難しい産業だ。融複合技術は第4次産業革命分野、暗黙知技術は部品・素材など「根本型技術」だ。イ・グン教授は「3分野がうまくいくには規制革新と人材供給が核心だ」と付け加えた。

この日の討論会には国家財政に対する苦言も出てきた。中央(チュンアン)大学のリュ・ドクヒョン教授は「韓国は人口高齢化と低い成長率(2030~2060年1%)という困難の中で今後、財政負担がより重くなる見込み」と話した。すでに2002年~2017年の間の韓国の国民負担率(22%→26.9%)・社会保障負担率(4.2%→6.9%)・租税負担率(17.8%→20%)・国税負担率(13.6%→15.3%)は徐々に増えてきた。



「潜在成長率の減速が速い韓国、 3本の矢を放って」(2)


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