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「日本・耳塚、非常に腹立たしい。抗日の歴史、南北共に記憶しなければ」…北郷民青年の怒り

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

24日、京都の耳塚を訪問した北朝鮮出身の青年たち(写真=宋永吉議員室提供)

=京都東山区にある耳塚の姿。壬辰倭乱当時日本軍が豊臣秀吉の命により朝鮮軍と良民を虐殺し、その証拠として鼻や耳を切った後塩漬けにして送った痕跡だ。(写真=中央フォト)

「罪のない民が犠牲になる歴史が繰り返されてはなりません」

24日、日本・京都の「耳墓」前で北郷民(北朝鮮が故郷である人、脱北者)青年A氏が黙祷した後このように話した。A氏は「国力の重要さを新たに感じた」とも話した。

耳塚は壬辰倭乱(文禄・慶長の役)で倭軍が切って行った朝鮮人12万人余りの耳と鼻が埋められている場所だ。耳塚を作った主犯である豊臣秀吉の神社の隣にある。北郷民B氏は「このような残酷なことを犯した豊臣秀吉の神社の隣に耳塚があるとは腹立たしい。この歴史をもっと知らせて記憶しなければならない」と力説した。


同日、北郷民の青年らが生まれて初めて抗日の歴史の現場を訪れたのは国会外交統一委員会所属の宋永吉(ソン・ヨンギル)共に民主党議員が企画したプログラムによるものだ。宋議員は北郷民の青年24人と2泊3日の日程で日本・大阪と京都などの抗日の遺跡を訪れた。宋議員は「不慣れな韓国の地に定着した北郷民が韓国人と同質感を感じ、よく適応することを願う思いから今回の日程を用意した」と話した。

23日の最初の日程は大阪城内に位置する陸軍衛戍刑務所跡地だった。尹奉吉(ユン・ボンギル)義士が虹口公園の義挙後、約1カ月間収監された場所だ。宋議員は北郷民の青年に「尹奉吉義士の義挙について蒋介石は『百万の大軍ができないことを朝鮮人の青年がやり遂げた』と敬意を示した」と説明した。続けて「蒋介石が大韓民国臨時政府を一流国家と認定しながら公式に独立運動資金を支援、武官学校を設立することができた」と付け加えた。

探訪団は京都では尹東柱(ユン・ドンジュ)・鄭芝溶(チョン・ジヨン)詩人が通った同志社大学今出川キャンパスを訪問した。キャンパス内にある2人の詩人の詩碑の前で黙祷した。次の日程が耳塚訪問だった。宋議員はそこで「大韓民国で権力は指導者から出るのではなく国民から出るもの」とし、「国家は価値の共同体であり、国民個々人は皆大切だ」と話した。続けて「南と北が抗日闘争の歴史を共有し共に記憶しなければならない」と強調した。



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