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【コラム】百年後の韓国も「粒子状物質“非常に悪い”」5つの理由(2)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
#4.地方自治体はどうだろうか。朴元淳(パク・ウォンスン)ソウル市長が提示する粒子状物質解決法は難解だ。光触媒ペイントを塗って粒子状物質を吸収し、プラズマを撃ってトンネル内の粉じんを減らすという。専門家は首をかしげる。李在明(イ・ジェミョン)京畿(キョンギ)知事の解決法は大層だ。中国山東省・広東省・江蘇省と粒子状物質について協議すると発表した。彼らが朴南春(パク・ナムチュン)仁川市長と粒子状物質共同対処を宣言したのが昨年なのに、何が良くなったのか分からない。

#5.粒子状物質の救援投手として潘基文(パン・ギムン)前国連事務総長が登板した。難しい懸案を経験と能力のある非専門家に任せるのはこれが初めてではない。原発葛藤解決者〔新古里(シンゴリ)5・6号機公論化委員長〕としてキム・ジヒョン前最高裁判事を起用し、大学入試の答えを探す課題はキム・ヨンラン前最高裁判事に任せた。原発も、大学入試も混乱は相変わらずだ。潘氏は26日から始まる博鰲(ボアオ)フォーラムで中国の李克強首相と会う機会があると21日、希望を示した。しかし同日、康京和(カン・ギョンファ)外交部長官は「季節によっては韓国の領土内で発生したもの(粒子状物質)が中国の方に飛んで行く場合もある」と話した。李首相が潘氏に「韓国から飛来する粒子状物質のせいで中国人が苦痛を受けている」と抗議するのではないかと心配だ。

このような状況で希望はあるだろうか。最近、若年層にナウシカのごとく脚光を浴びている人物がホ・ギョンヨン氏だ。彼の粒子状物質講義がYouTubeで人気だ。ホ氏の対策を要約すれば▼弱小国と提携して中国を圧迫し、公害低減装置を付着させること▼体質を強化して粒子状物質を袋で食べてもびくともしなくしよう--ということだ。「出産すれば3000万ウォン、老人に月70万ウォン」支給しようという彼の公約は一時ギャグの素材だった。しかし、地方自治団体長の声援に力づけられて現実になった。そのような奇跡を待たなければならないのか。花冷えの寒さが毎日来いと、365日雨が降るようにしてほしいと祭事を行うこともできない。専門家の指摘のように、粒子状物質がどこでどれくらい発生するのか、人の健康にはどんな害悪を及ぼすのか、基本研究からしっかりと始めよう。


カン・ジュアン/社会エディター



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