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「環境部ブラックリスト疑惑」の青瓦台秘書官、推薦者脱落で経緯書を要求

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
「環境部ブラックリスト疑惑」を捜査中の検察が、環境部傘下機関の役員採用過程にシン・ミスク青瓦台(チョンワデ、大統領府)均衡人事秘書官が介入した状況を確認し、早ければ今週末にもシン秘書官を呼んで取り調べを行う計画だ。これに先立ち検察は均衡人事秘書官室所属の青瓦台行政官も取り調べた。

李美敬(イ・ミギョン)元共に民主党議員の補佐官を務め、挺身隊問題対策協議会の活動家だったシン秘書官は、文在寅(ムン・ジェイン)政権の発足初期に任命され、3年間にわたり非経済部処の人事業務を担当している。シン秘書官は盧武鉉(ノ・ムヒョン)政権の青瓦台でも行政官を4年間務めた。

検察の取り調べを受けた複数の環境部元・現関係者によると、昨年7月、環境部傘下機関の環境公団の常任監査公募で青瓦台が推薦した元報道機関幹部のパク氏が書類選考から脱落すると、シン秘書官は環境部関係者に怒って経緯の説明を要求したという。環境部はパク氏の脱落理由を書いた経緯書を作成してシン秘書官に報告した。当時のアン・ビョンオク環境部次官もこの問題で青瓦台を訪問し、事件発生から1カ月後に更迭された。


当時の金恩京(キム・ウンギョン)環境部長官の政策補佐官だったイ氏もパク氏の脱落後に青瓦台を訪問し、シン秘書官とこの問題で対話をしたという。イ氏は中央日報との電話で「当時、パク氏が脱落する『事故』が発生し、青瓦台と環境部の間の雑音を解消するためシン秘書官に会って事情を説明した」と語った。

検察はシン秘書官がパク氏の脱落について環境部に強い不満を表した後、面接まで進んでいた環境公団の理事長・常任監査公募が白紙に戻った事実に注目している。環境公団の役員推薦委員会の委員だった環境部のファン局長は昨年7月末、「面接合格者の中に適格者がいない」として理事長と常任監査の再公募を通知した。その後、環境公団の理事長には参加政府の秘書官だったチャン・ジュンヨン氏が、常任監査には文在寅大統領候補陣営で特別補佐をしたユ・ソンチャン氏が任命された。

検察はシン秘書官がチャン・ジュニョン氏とユ・ソンチャン氏を理事長と常任監査に推薦して環境部に送り、環境公団が2人を合格させると、面接の前に質問紙と公団業務計画書などを事前に知らせる特恵を与えたと疑っている。

また検察は現在の環境部傘下機関に任命された10人ほどの与党出身役員も2人と似た特恵を受けて合格したという情報をつかんだ。

検察の取り調べを受けた青瓦台行政官は環境部傘下機関の採用不正疑惑について「青瓦台は候補を推薦しただけで、採用の過程には介入しなかった」という趣旨の陳述をしたことが伝えられた。しかし検察は青瓦台の推薦に強制性が内包されていたとみている。単なる推薦なら正常な公募手続きで脱落した候補について環境部が経緯書まで書く理由がないからだ。

検察はシン秘書官に対する取り調べを終えた後、趙顕玉(チョ・ヒョンオク)人事首席秘書官(61)を召喚するかどうかを決めるという。検察関係者は「事件関係者を呼び出すかどうか、取り調べの日程などは公開できない」と話した。

中央日報はシン秘書官に関連疑惑に対する釈明を聞こうと何度も電話したが、連絡はつかなかった。青瓦台関係者は「検察で捜査中なので、とりあえず結果を見守る」と述べ、具体的な答弁はしなかった。



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