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コールガールではなく一般女性…V.Iさんがしたのは「ブッキング」か「性売買あっ旋」か

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

BIGBANGの元メンバーのV.I(本名イ・スンヒョン)さん(写真=韓国ニッカンスポーツ)

BIGBANGの元メンバーのV.I(本名イ・スンヒョン)さん(29)があっ旋した性売買女性とみられているAさんが「コールガールではない」と疑惑を否定して警察捜査に困難が予想されている。V.Iさん側は性接待ではなく、ナイトクラブなどで女性を男性に紹介するいわゆる「ブッキング」だったと主張する可能性があるためだ。当事者が性売買疑惑を否定している状況でV.Iさんが受けている「性売買あっ旋」容疑が立証することはできるだろうか。

18日、韓国法曹界によると、「数年前の性売買疑惑を警察が立証することは容易ではない」のような分析が出ている。性売買あっ旋法は性関係を代価に金品など財産上の利益を得た場合にのみあっ旋者を処罰している。Aさんは2015年12月、V.Iさんが海外投資家を接待する酒の席に同席したことは認めつつも「当時、性関係や金銭取り引きはなかった」と陳述していることが分かった。

チェ・ジュピル弁護士(法務法人メリット)は「性売買が疑われる女性と仲介人の口座などを追跡して不審な金銭取引内訳などがあるかどうかを調べるやり方で捜査が進められるかもしれないが、一般人の場合、立証が容易ではない」と話した。性売買相手が「不特定の人」でなければならないという指摘もある。


女優ソン・ヒョナさんは2010年にある事業家と3回性関係を結んで5000万ウォン(現レートで約492万円)を受け取った容疑で起訴されたが、大法院(最高裁)で無罪を言い渡された。ソンさんが不特定の人を相手に性関係を結んだわけではないというのがその理由だった。検事出身のイ・スンへ弁護士は「金銭的代価を支払う場合、不特定多数、すなわち誰とも性関係を結ぶ意志があったということが立証されなければならない」とし「当事者が特定の人と結婚などを念頭に置いて性関係を持ち、お金は別途受け取ったものだと主張すれば処罰しにくい」と話した。

法曹界は警察が確保したV.Iさんのチャット内容が「スモーキングガン」になるとみている。14日、週刊誌「時事ジャーナル」は常習的に性接待をしてきた具体的な情況が分かるチャット内容を公開した。報道によると、V.Iさんは2014年8月、事業パートナーの知人に性上納をする女性たちに番号を割り振って写真、年齢、職業、性格などの情報を流した。女性1人当たり1000万ウォンという「価格表」まで付けた。

イ・スンへ弁護士は「女性を実際に性上納目的で供給した後、V.Iさんと女性がお金を分け合っていたとすれば、典型的な性売買あっ旋とみることができる」と話した。キム・ジェリョン弁護士(法務法人オンセサン)は「単に価格を付けただけで性売買あっ旋になるのではなく、V.Iさんが該当の女性たちを実際に供給もしくは連結できる権限を有していたかどうかが重要」と話した。

違法撮影疑惑がもたれている歌手チョン・ジュニョンさんの場合、容疑の立証がもう少し容易だという意見がある。違法撮影の犯罪は被害者の告訴が必須の親告罪や被害者が処罰を望む反意思不罰罪ではないためだ。被害女性らが身元公開などを懸念して調査に協力しなくても通信内訳の調査を通じて違法撮影および流布が立証されれば処罰が可能だ。3年前、チョンさんが違法撮影容疑に対して「無嫌疑処分」を受けたのは、当時携帯電話のメッセージ内訳を復旧するのに失敗したのが主原因だったことが分かった。



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